にゃん吉です。
2023年9月11日放送の『クレイジージャーニー』の回は、写真家の竹沢うるまさんでした。
クレイジージャーニーたちが遭遇した食文化の数々はこれまでもたくさん出てきましたが、今回はグリーンランドの人類最北の村で辺境飯探しの旅とのこと。
グリーンランドだったらゲテモノ系は出てこなそうな感じはしてましたが、そんなことはなかったです。
でも人間の原点の食という感じがして、とても学びがある回だなとも思いました。
▽目次です▽
- 竹沢うるまさんは世界を旅する写真家
- 竹沢さん思い出の辺境飯
- 今回の旅は北極圏のグリーンランドの村・シオラパルク
- シオラパルクでカレー作りを目指して
- 北極の辺境飯①オヒョウのカレーのレシピ
- 北極の辺境飯②セイウチのカレーのレシピ
- 北極の辺境飯④ホッキョクウザギのカレーのレシピ
竹沢うるまさんは世界を旅する写真家
- 竹沢うるまさんは世界各地を旅しながら撮影する写真家。⇒これまでの旅行したのは150ヵ国。
- 20年間、気の向くままに旅をし、地球上の国と地域の76%以上を訪問!
- うるまさんが魅力に感じているのは都市から離れた辺境地。⇒伝統、文化、自然に密接に関わっている瞬間に出会える。⇒人が輝いている。
- 写真の評価は高い⇒日経ナショナルジオグラフィック写真賞2014のグランプリに輝く⇒「スピティ谷の女」(インド)
- 竹沢さんは写真以外で旅の目的はスパイス⇒スパイスを求めて辺境地へ。スパイシー辺境飯。
番組でも紹介されていた竹沢さんの写真の1枚です。
竹沢さんの訪れた世界地図の中で、尋ねていない地域は紛争地域の中東(イラン・アフガニスタン辺り)と、アフリカ大陸の真ん中らへんでした。
アフガニスタンは外務省でも渡航禁止に近い「退避勧告」地域なので、それが解けないとなかなか厳しいそうですね。
早く戦争が終わるといいのですが。
竹沢さん思い出の辺境飯
- 竹沢さんの忘れられない辺境飯⇒エチオピアの「クットフォー」⇒牛やヤギの生肉をミンチしスパイスで和えた生肉カレー。⇒火を通していない生肉のカレーだがすごいおいしい。
- 中東・イランの辺境飯⇒羊の脳みそのターメリック風味のスープ「キャラパチェ」⇒大きな鍋で羊を丸ごと茹でる。
- 南米のペルーで1週間くらいお腹を下したことがある。⇒それ以来、どこに行ってもお腹を壊さなくなった。
- 現地の水も全然大丈夫⇒茶色い川の水を飲んでも大丈夫。
クットフォーはこんな感じです
キャラパチェはこんな感じです
キャラパチェはもっとえぐいのかと思いましたけど、そこまでではなかったです。
お腹は丈夫なのであれば何でも食べれますよね。
インドのガンジス川に入るだけでお腹壊すという話もよく聞きます。
にゃん吉はお腹がゆるゆる体質なのですが、ガンジス川の沐浴は憧れています。
今回の旅は北極圏のグリーンランドの村・シオラパルク
- シオラパルクは地球上で人間が最も北に住んでいる村。⇒北極点から1300kmの距離にある村。
- シオラパルクの住民はイヌイット(カラーリット)と呼ばれる先住民。⇒人口は約40人。
- 漁師と一緒に犬ぞりでグリーンランドの大地を転々と旅をする。⇒目的は写真家なので写真撮影。
- そこで獲物を獲ってカレーを作った旅。
- シオラパルクに1ヵ月半滞在。
- グリーンランドには独自のスパイスはない⇒気温が低すぎて植物が育たない。
- 今回は日本からスパイスを持参。
- グリーンランドの食材⇒アザラシ、セイウチ、ジャコウウシ
- グリーンランドは-35℃まで気温が下がる地域のため、スタッフの同行は断った。
- 案内役は探検家の角幡唯介さん。
- 夕方4時に犬ぞりで移動し、0時にシオラパルクに到着。
- シオラパルクの人はパスタや米などは食べず、肉を塩茹でして主食にしている。
- 犬ぞりの犬は人間の糞を好んで食べる⇒それが向こうでは当たり前で、犬のとっての辺境飯。
シオラパルクでカレー作りを目指して
- 肉を求めるも獲物が見つからず10日間経過。
- 辺境飯にはありつけず、食事はインスタント麺。
- オヒョウを釣りで釣っている人に分けてもらう。⇒日本でもヒラメの代用魚として流通。
- 北極の辺境飯①オヒョウのカレー⇒テントの中でも-10℃という過酷な状況でのカレー作り。
- 北極の辺境飯②セイウチのカレー⇒セイウチの前ビレを使用。⇒実は犬のエサ用の部分を食べることに。
- 北極の辺境飯③キビヤ⇒今回1番印象に残った料理。⇒アッパリアスという鳥を捕獲し、アザラシの革袋で数ヵ月ほど発酵させる。⇒羽をむしってそのまま肉と内臓にかぶりつく。
- キビヤは美味しく、優しい味。体がものすごく健康になるような味と竹沢さん。⇒匂いもきつく、臭いイカの塩辛のよう。
- キブヤは世界で4番目に臭いとされている食べ物⇒1位:シュール・ストレミング、2位:ホンオフェ、3位:エピキュアーチーズ、4位:キビヤ、5位:くさや
- 25日目に氷河へ向かう竹沢さん。⇒世界最北の村の北側へ。
- ホッキョクウザギを100mの距離で見つけ、銃で狩る。⇒まさかの犬たちに横取りされそうになる。
- その場でウサギをさばく⇒野菜の代わりに生レバーでビタミンを補給。
- 北極の辺境飯④ホッキョクウザギのカレー⇒今回ラストの辺境飯!
北極の辺境飯①オヒョウのカレーのレシピ
- 鍋にアザラシの脂を溶かす。
- 刻んだ玉ねぎとトマトを鍋に入れる。
- スパイスを投入⇒西表島のカレー店で調合したスパイス。⇒スターアニス、クローブ、クミン、ターメリック、ジンジャー、黒胡椒、黒糖
- オヒョウを投入し、弱火で煮込む。
- 塩を結構な量入れる⇒寒さで匂いや味が感じず、風味や味付けを濃くする。
- 味がおいしいというよりも、食べて「生きてるな」という感じの美味しさ。
めちゃくちゃおいしそうでした!
やはりホクホクした温かみが伝わる料理は見ていてもおいしそうです。
この暑さでも十分美味しさが伝わりましたよ。
北極の辺境飯②セイウチのカレーのレシピ
- 鍋にアザラシの脂を溶かす。
- セイウチの背びれを細かくカットし、スパイスで絡める。
- ヤブニッケイを投入⇒獣臭さを消すため。
- セイウチはかなり硬いためかなり煮込みが必要。
- セイウチの肉がコリコリしておいしい。食感がクジラの皮に似ているが肉感と甘みはセイウチの方が強い。
アザラシの肉ほど臭みがないため食べやすい。
北極の辺境飯④ホッキョクウザギのカレーのレシピ
- ホッキョクウザギの肉を細切れにし、スパイスを振り替えて和える。
- 鍋に肉を入れて炒める。焦げるギリギリまで火を入れる。
- お湯を加えてゆっくり煮込む。⇒ウサギの出汁が出てスパイスと調和する。
- 程よい獣の香りと脂の少ない淡泊な感じと甘味が美味しい。
- イヌイットの人に食べてもらうとスパイスが辛いらしく、あまり口合わなかったのかと思った。
- その後自分たちで作ったセイウチの塩茹でにカレーソースをかけて食べていたので美味しかったのだと思う、と竹沢さん。
竹沢さんの言葉にもありましたが、食は「食べて「生きてるな」という感じの美味しさ」これに尽きますよね。
人間は動物や植物に感謝をしていただかないとダメだなとあらためて感じます。
我々人間を含めて、動物の生命の源は食ですから原点を感じる旅でもありました。
辺り一面が雪と氷の世界の村って住むとどんな感じなのでしょうね。
9月に入ってもまだまだ尋常ではない暑さなので、涼しく見ることができました。
今年は寒い雪景色の旅は2回目ですね。
6月の釣り師の小塚拓矢さん以来でした。
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