にゃん吉です。
2024年4月29日放送の『クレイジージャーニー』の回はエジプト考古学者の吉村作治さんです。
2時間SPでしたがあっという間に見終わったというくらいに見どころ満載でした。
エジプト最高の宝探しの旅と題されてましたけど、オープニングですごいお宝が発見されたと言われてました。
なんでもツタンカーメン以来のすごいお宝だとか！
設楽さんと小池さんが「クレイジージャーニーでの発表でいいの？」と戸惑ってましたが、そのお宝が楽しみです！
松ちゃんにも見て欲しかったよ。
▽目次です▽
吉村さんが考古学に目覚めたのは少年時代
- エジプト考古学者の吉村作治さんと一緒に黒河内宏昌さん（東日本国際大学教授）も出演。
- エジプトのギザで発掘権を取れるのは日本人では吉村さんだけ！⇒日本では間違いなくトップ。
- 1974年：彩色階段を発見
- 2005年：完全ミイラの「セヌウ」を発見
- 吉村さんは現在81歳だが現役。年間100日近くエジプトで過ごす。
- 東日本国際大学の総長であり、日本にいる時には週12コマの教鞭を執る。
- 今回吉村さんが狙うお宝は少年時代から70年間探し続けているもの。
- 小さい頃にいじめにあっていたという吉村さん。⇒図書館で出会ったのがツタンカーメンの黄金のマスクを発見したハワード・カーターの伝記と出会ったのが考古学のきっかけ。
- ハワード・カーターを超えるものを発掘し報告するのが夢。
吉村さんの狙うお宝「クフ王の墓」
- 吉村さんの狙うお宝：クフ王の墓⇒教科書などに掲載されているピラミッドはクフ王の墓ではないとしていた。
- クフ王の墓はピラミッドとは別にある！⇒そのために西部墓地を発掘。
- 130ほどピラミッドが見つかっているが、ミイラはどこにもない。
- ミイラはピラミッドから盗掘されたと言われているが、元々ピラミッドにがミイラはないと吉村さんは仮説を立てていた。
- ピラミッドがお墓であるというのを誰が言い出したかわからないのに定説になってしまった。
- 吉村さんは地上の高いところに墓があるわけがない。地下のはずという考え。
- ツタンカーメン王の墓も王家の谷で発見されており、ピラミッドではない。
- またクフ王が埋葬されていたとされるには質素で不自然⇒ツタンカーメンとの比較で。
- ピラミッドは宗教施設の1つという考え。
- クフ王のピラミッドの西側に西部墓地にサッカー場のような広い空間があり、その下が墓と推測⇒発掘申請から20年でようやく許可。
吉村さんのインスタです。
ちょうどクレイジージャーニーが同行取材している時ですね。
2023年12月と放送で出てました。
発掘権と発掘にかかるお金事情と捻出の仕方
- 吉村さんのお宝発見力⇒①エジプトへの執念、②数々のお宝の発掘実績
- エジプト盗掘と略奪は紀元前3000年以前からある⇒埋葬されてすぐにエジプト人が盗掘という事例も多い。
- 吉村さんが数々のお宝を発掘できたのは運⇒発掘権の場所が良し悪しがある⇒先見の明があった。
- 発掘権には発掘料がかかる⇒1年に1ヵ月以上掘らないといけない。⇒1ヵ月で1000万円かかる。
- 吉村隊の活動費：年間1億以上。
- 吉村さんのこれまで発掘にかかった金額：125億円以上！
- 吉村さん自身が捻出したのは30億円ほど。⇒出版350冊。講演料。⇒テレビ出演すると講演依頼がくる。
- 吉村さんは他にはクラウドファンディング、グッズ販売などで資金を捻出。
- 残り95億円：国の研究費やスポンサーの寄付。
- それでもお金が足りなくなる⇒親の土地・建物を全部売却。マンション3軒、苗場のリゾートタウンも売却。
- 昨年売却したマンションの4000万円はもう使用済み。
- 稼いだお金は全部エジプト資金へ。
- 調理師免許を持ち、大学の宿舎で自炊。
- 吉村さんは結婚歴あり。⇒エジプト人女性からのプロポーズで結婚しイスラム教にも入信するが10年で離婚⇒「私と発掘どっち？」と言われ発掘を選んだ吉村さん。
- エジプトのお宝は分配式：発掘した人が半分貰える。⇒吉村さんはエジプトのものはエジプト人のものという考えから分配を拒否。
- 吉村さんは名誉のためでもなく、自分の夢のためだけに発掘をし続ける。
吉村作治さんの発掘実績と発掘ベスト3
◆クレイジージャーニーで紹介された吉村さんの発掘実績
- 1974年：彩色階段
- 1982年：約200体のミイラ
- 1987年：クフ王ピラミッド内部に未知の空間・「第2の太陽の船」
- 1991年：ラムセス2世第4応じの葬祭殿
- 1996年：ツタンカーメン王側近の墓
- 1997年：ツタンカーメン王の指輪
- 1998年：高官メスの石棺
- 2001年：クフ王の銘入りライオン像
- 2002年：エジプト最古級の石積み遺構
- 2003年：ヒクソス時代の集団埋葬
- 2004年：夕の墓
- 2005年：セヌウの墓
- 2007年：夫婦のミイラ・親子のミイラ
- 2008年：ラムセス朝期の黒色二重木棺
- 2009年：王女イシスネフェルトの墓
- 2013年：コンスウエムヘプの岩窟墓
- 2019年：中王国時代の大型墓・祭具群
- 2022年：中王国時代の木棺
◆吉村さんのお宝ベスト3
1位 魚の丘遺跡「彩色階段」（1974年）⇒1番最初の発掘したお宝
2位 完全ミイラ「セヌウ」（2005年）
3位 クフ王のピラミッドでの発見（1987年）
クフ王のピラミッドの西部墓地を発掘
- クフ王のピラミッドの西側の西部墓地を掘り進める⇒建造物を発見。⇒偽扉だった。
- 偽扉はお墓には必ずあるニセの扉。⇒そこに誰のお墓か書かれていることがある。
- 偽扉に書かれているのは「王に仕えた執事親子の墓」と推測。
- 人骨も発見⇒単純埋葬と言われるもの⇒高貴な人であることは確か⇒吉村さんは執事の長の骨であるのではないかと推測。⇒クフ王の側近の可能性あり。
- 今回2ヵ所で発掘を進めていた。
- このペースでいけばクフ王の墓の発見は早くて20年後。
もうまもなくこんなイベントも金沢であるようですよ。
東京なら行きたいですけど先着ならあっという間ですよね。
先週『アメトーーク！』で金沢特集もされてましたし、その頃に金沢にいる方は合わせてぜひ！
吉村さんは2年で見つけると言ってました。
足をケガしたせいで歩行が困難になってしまった吉村さん。
どうしても穴の下に行きたいという思いは断念されていましたけど、穴の上から覗くことはできました。
でも近くで見たかったのでしょう。
最後のトークで吉村さんの目から涙が伝ってました。
本当は自分の目で見たかったのでしょう。
ご無理はいけませんからね。
発掘はまだまだ続くわけですから。
次回も楽しみです。
1年に1回のペースかな？
吉村さんにはお元気でいてもらわないと！
次回には松ちゃんもいるといいな！
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