にゃん吉です。
2024年4月8日放送の『クレイジージャーニー』の回は2時間SPでした。
ここでは裏社会ジャーナリストの丸山ゴンザレスさんです。
もう1人は奇界遺産の佐藤健寿さんでした。
▶クレイジージャーニー 佐藤健寿 未知なる独裁国家トルクメニスタンの旅 ウズベキスタン経由で - シンプルライフできるかな?
丸山ゴンザレスさんがイタリアの秘密結社とマフィアの世界を旅します。
まさにリアル「ゴッドファーザー」でしょうか。
▽目次です▽
- 本場イタリアのマフィアの全貌に迫る
- マフィアの秘匿性
- 夜のバッラロ市場のドラッグ取引所
- ゴンザレスさん調べの各地の違法ドラッグの値段
- ローマのスラム「トル・ベッラ・モーナカ」へ
- トイヤッティ通りを取材
- 最後のゴッドファーザー「デナーロ」
- デナーロの真の黒幕「トト・リーナ」
- トト・リーナの右腕「ムートロ」に取材
本場イタリアのマフィアの全貌に迫る
- イタリアのマフィアは表に出て来ず、秘密結社のよう。
- ゴンザレスさんが向かうのはシチリア島。⇒マフィアの発祥の地。⇒映像作品も多い。⇒特に「ゴッドファーザー」
- マフィアの起源:シチリア島発祥。地主の代わりに農民から賃料を巻き上げる農地管理人だった⇒不当な取り立てで蓄財。
- マフィアはある時から表社会から姿を消す。
- 現在ではその実態が掴めない謎の組織となる。⇒まさに秘密結社。
- 同行のジャーナリスト・シルビオさん曰く、マフィアは自分たちの情報が表に出ることを最も嫌がる。
- シルビオさんはシチリア出身。
- 今回の取材旅の目的がわかれば、どこまでも追いかけてきてあの世行き。
- マフィアは街の至るところに忍び込んでいる。
- シチリア最大級のバッラロ市場を散策。
シチリア最大級のバッラロ市場の雰囲気はこの動画でどうぞ。
【南イタリア】シチリア パレルモのバッラロ市場を歩く スティッギョーラ パニーニ アランチーノ
昼は大丈夫ですけど、夜は危ないとシルビオさんが言ってました。
ガラリと雰囲気が変わるのでしょうね。
マフィアの秘匿性
- バッラロ市場に潜む闇⇒子どもがタバコの違法販売をしている。⇒どこかから盗んだタバコを売りさばく⇒バックにはマフィア。
- パキーノというトマトもマフィアが絡んでいる⇒一次産業である農業・水産・畜産にはマフィアが入りやすい。
- 肥料を販売する会社がマフィアの息がかかっているかもしれない。⇒でもどこにいるのかがわからず⇒捜査機関が苦労。
- マフィアの最大の特徴が秘匿性。
- マフィアはドラッグからトマト(農作物)まであらゆる利権を掌握。
- 一方で世間に出回る情報はゼロ!⇒マフィアメンバーの特定は相当難しい。
- 見た目は普通のおじさんと言われがち。⇒政治家、弁護士、医者かもしれない。
夜のバッラロ市場のドラッグ取引所
- 市場の夜はドラッグの取引所に変わる。⇒バッラロ市場。
- ホームレスとは思えない物乞いの男性が現れ、お金を恵んで欲しいと取材班に言ってくる⇒偵察の可能性あり⇒日本人が多いと目立つため、ゴンザレスさんとシルビオさんで市場へ潜入。
- ゴンザレスさんは取引の金額がわかればそれでいい。
- 売人発見⇒「何が欲しい?」と問われ「コカイン」と答えるシルビオさん。
- そこに別の観光客が現れ、クラックを購入。⇒1つ20ユーロ。(約3300円)
- ここではコカインではなくクラックになると言われ、取引金額もわかったため純粋なのを探していると去る。
ゴンザレスさん調べの各地の違法ドラッグの値段
- 日本:200ドル前後(約30,000円)
- アメリカ:100ドル前後(約15,000円)
- メキシコ:20~50ドル(約3,000~7,500円)
- 中南米諸国:5~30ドル(約750~4,500円)
- 南米諸国:1ドル(約150円)
- イタリア:20ユーロ(約3,000円)←NEW
◆ゴンザレスさんの見解
- イタリアは南米から遠いのに破格の安値。
- ゴンザレスさんの見解:観光都市でニーズが多く、価格帯が安定している。
- つまりイタリアではドラッグが浸透しているということ。
- 市場の売人は末端なのでマフィアのメンバーではない。
イタリアはローマだけ行ったことがありますが、夜は怖かった記憶があります。
真っ暗で人が極端に少ないんですよね。
もちろん街灯はあるのですが薄暗さを感じるというか。
ローマのスラム「トル・ベッラ・モーナカ」へ
- ゴンザレスさんはローマへ移動。
- 目的はスラム⇒貧困地区であり、麻薬取引の温床。⇒裏の組織と繋がっている場所でもある。
- 西暦275年にアウレリアヌス城壁が完成:ここを境に観光エリアと郊外を隔てている。⇒外側に行くにつれ、治安が悪化。
- 壁の内側から30分⇒行先はトル・ベッラ・モーナカ⇒公営住宅の並ぶ都市型スラム。⇒ローマで最も貧困層の多いエリア。
- トル・ベッラ・モーナカの絶対的貧困層が41%。⇒収入ゼロが22%。
- 犯罪発生率もNo.1。
- トル・ベッラ・モーナカの公営住宅は貧困層のための住宅:家賃は月60ユーロ(約1万円)
- ここの住民のティツィアーナさん曰くここは本当は住みやすくいいところだが、マフィアが住民を手下として利用している。
- 安い賃金でドラッグ販売をさせている。
- 公園のベンチには売人が座っている。⇒売買が24時間対応のため、マットレスも置かれている。
- 3階からコカインを客に投げ落とす。⇒最初にお金だけを公園にいる男性に払って、後から受け取り場所を指定している。
- ティツィアーナさんはドルピュベッラ協会の会長で命を狙われている立場⇒セキュリティがついている。
- ティツィアーナさんはマフィアに襲撃もされている。⇒邪魔な存在。
ちなみにトル・ベッラ・モーナカの情報はYahoo!知恵袋にもありました。
近くには行ったことあります。東部には中国系マフィアの倉庫とかあって行方不明者が出たとか出ないとか。でもミラノは中国系マフィア関係で死者まで出てしっかりニュースになってるからまだローマはましだって聞いたことあります。
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前の彼がその近くのtorre novaに住んでいました。地下鉄の駅を降りると異様な雰囲気でしたし、メトロC線が恐かったです。東部は治安が悪いと思います。
だそうです。
2021年の投稿でこうなのでやはり有名なんでしょうね。
すごくたくさんの公営住宅が並んでましたけど、それだけ貧困層の住民が多いということなのでしょう。
にゃん吉の先輩が昔ローマに住んでいましたけど、どこに住んでいたのかな?
ちょっと気になりました。
トイヤッティ通りを取材
- トイヤッティ通りはローマ最大の売春エリア。⇒マフィアの存在を確認したい。
- イタリアでは公共地での売春・客引きは違法。⇒売春婦も法律違反。
- トイヤッティ通りには女性が何人も立っている。
- 売春婦に声を掛けるも警戒される⇒3人目の女性がOKに。
- インタビューに応じた女性はルーマニア出身。
- 売春婦は車から声を掛けられると、そのまま駐車場へ⇒車の中が主流。⇒1回30ユーロ(約4950円)
- 1日の稼ぎや月の稼ぎはノーコメント。
- 売り上げを誰かにあげるのかというのもノーコメント。
- マフィアの核心には迫れず。
最後のゴッドファーザー「デナーロ」
- 最後のゴッドファーザーと言われるマッテオ・メッシーナ・デナーロ。⇒昨年1月に逮捕。
- イタリアのマフィアファミリー:カモッラ、ンドランゲタ、サクラ・コローナ・ウニータ、コーザ・ノストラ。
- コーザ・ノストラは世界最初のマフィア。シチリア島に拠点を置く大犯罪組織。
- コーザ・ノストラのボスがマッテオ・メッシーナ・デナーロ。
- ディ・マッテオ事件:被害者が幼い子ども。⇒30年前にマフィアに誘拐。⇒2年間監禁の上、ロープで締め殺され、体を酸で溶かされた。
- ジュゼッペ(ディ・マッテオ)少年の兄弟に取材。⇒弟のニコラさん。
- ニコラさんの父・サンティーノは元マフィア。⇒投獄されていたが、自分の罪を軽くするために国にマフィアの情報を流していた。⇒激怒したデナーロは兄・ジュゼッペを誘拐し人質に⇒父は証言を止めず。⇒息子の命よりも減刑を優先。
- ニコラさんは父もマフィア・デナーロも許せない。
- この事件をきっかけに実行犯たちは終身刑に処された。
- デナーロは30年間逃亡。⇒資本金があったから逃亡できた。
- マフィア・ジャーナリストのカスタルドさんの見解:デナーロは残虐な男⇒ビジネスセンスがある⇒ドラッグビジネスなどの裏稼業で稼いだお金食品業やエネルギー産業などの正規ビジネスに積極的に投資。⇒結果、組織に莫大な利益をもたらした。
- デナーロはマフィアの正規ビジネスへの参入の先駆けとなった人物。⇒暴力とビジネスで新時代のマフィアを確立。
- カスタルドさん曰くデナーロはボスではない⇒デナーロを影で操る真の黒幕を追うべき。
デナーロの真の黒幕「トト・リーナ」
- 真の黒幕はコーザ・ノストラの前時代のボス「トト・リーナ」
- トト・リーナとデナーロの比較:トト・リーナの方が優秀。⇒デナーロは右腕に過ぎない。
- 真のゴッドファーザーはトト・リーナ。「サルヴァトーレ・リイナ」
- トト・リーナは約40年間、コーザ・ノストラのボスに君臨。⇒政界・経済界を掌握しようとした悪の権化。
- トト・リーナが関わった殺人事件は1000件以上。テロ行為を街中で繰り返した。イタリア中にドラッグを蔓延。⇒懸賞金は6億円。
- 逮捕された時の刑:終身刑26回。
- 彼が法廷で姿を現した時は小さなおじさん。⇒これこそがリーナの思う壺。
- キャプテン・ウルティモに取材:トト・リーナを逮捕した人物。⇒イタリアの英雄。
- ウルティモさんはあらゆる業界に覆面捜査員を配置してマフィアを追った。⇒何十年も捜査。
- サンソーネ家という家族にたどり着く。⇒普通の家なのに不可解な家を複数所持。⇒そのうちの1つの家から車に乗ったトト・リーナが出てきた。
- トト・リーナは逮捕時には命乞いをしていた。
- トト・リーナの息子サルヴォ・リーナの証言:「マフィアは今日、この世の全てでありどこにでもいる」
息子サルヴォ・リーナの証言は、ゴンザレスさんの映像の最後の締めに使われてました。
ゾッとしましたけど、これこそが芯を食っているのでしょう。
だからこそたどり着けないということがよくわかりました。
トト・リーナの右腕「ムートロ」に取材
- トト・リーナの右腕と言われた男「ムートロ」に取材。
- ムートロはマフィアを裏切り、政府に協力。⇒いまだにマフィアから命を狙われている。
- 現在は隠れ家で隠居生活を送っている。
- ムートロさんが殺した人数は28人。⇒他の人と一緒に殺したのは70件。
- ムートロさんとトト・リーナは牢獄で知り合う。
- トト・リーナは権力やお金を手に入れるにつれ、裏切りを恐れた⇒歯向かう者がマフィアも一般人も関係なく皆殺し。⇒ムートロさんはそれが嫌で政府側についた。
- ムートロさんの現在のマフィアの見解:残虐で冷徹なただの犯罪集団。
実社会にしれっと溶け込んで正体を掴ませないように存在するマフィア。
しかも本当に誰もそこにたどり着けないという不気味さ。
マフィアが残虐で狡猾なこともあらためてわかりましたし、ゴンザレスさんが日本のヤクザもこうなっていくのではないかという推測をしていました。
フロント企業とか言われてますもんね。
ヤクザ問題もですけど半グレ問題も闇バイト問題もいろいろあり過ぎます。
恐怖は隣り合わせなような不気味さを感じてちょっとゾッとしました。
内容がディープであり興味深かったせいもあり食い入るように視聴しました。
次回のゴンザレスさんも楽しみです。
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