にゃん吉です。
2023年7月31日と8月7日放送の『クレイジージャーニー』の回は、丸山ゴンザレスさんでした。
先週の後半ちょっとからゴンザレスさんの取材旅で、7日は丸々ゴンザレスさんでした。
危険度MAXでおなじみのゴンザレスさんが今回行った先は「ホンジュラス」でした。
メキシコとパナマの間に位置するところでした。
クレイジージャーニーにて、メキシコ含む中南米あたりは危険な地域が非常に多いイメージがついているので今回も怖そうではあります。
しかもいつも危険と隣り合わせなゴンザレスさんの回ですが、今回も引けを取らない危険度だったとか。
怖いけど楽しみ!
そんな感じじゃないくらい緊張感がありました。
▽目次です▽
- ホンジュラスは殺人で5年連続1位の危険地域
- ホンジュラスの表の都市「サン・ペドロ・スーラ」
- スラム・チャメレコンにて
- ホンジュラス取材のキッカケはメキシコ麻薬の取材
- スラムのビリヤード場と藤山しんさん
- スラムの最深部での実体
- ギャング「MS-13」の現役メンバーにインタビュー
ホンジュラスは殺人で5年連続1位の危険地域
番組で場所が出た瞬間に検索をしたら、外務省のHPには「ホンジュラスは人口あたりの殺人事件発生率が世界で最も高い国の一つです。危険情報レベル2の地域への不要不急の渡航は止めるとともに、危険情報レベル1の地域においても十分注意してください。」と注意喚起がされてました…。コワッ…。
↑外務省のホームページです。
- ホンジュラスにはマヤ文明の遺跡である世界遺産コパン遺跡や世界一美しいビーチがあるロアタン島が有名。⇒カリブ海の天国⇒表の顔
- ホンジュラスは2010年から2014年まで世界で一番殺人が起きていた。⇒最新の2021年は2位(殺人発生率ランキングより)
- 現在も1日10件ほどの殺人が起きている。⇒人口は約1000万人の国。
- 今回行くサン・ペドロ・スーラはホンジュラス国内で最も殺人の多い街⇒参照:外務省「ホンジュラス」危険情報
- ゴンザレスさんの目的はのどかな街に見えるホンジュラスがなんで殺人が多いのかを解明したい。
殺人世界一なんて怖いわ。
メキシコよりも残虐ってことですよね?
あれも凄かったです。
ホンジュラスの表の都市「サン・ペドロ・スーラ」
- 「チーノ」と呼ばれ、中国人と間違われるゴンザレスさん⇒東洋人がそれだけいない。
- 草の飲み物あり⇒中身はマリファナ。
- 表のサン・ペドロ・スーラは普通。
- 普通に生活するには大丈夫だが、悪いことをすれば殺される⇒1番ダメなのはドラッグ。
- スラムにはギャングがたくさんいて危険。⇒カメラを持っていたらすぐに撃たれる。⇒やはり裏の顔はギャング。
- 今回のパイプ役はキケさん。⇒ドキュメンタリーを撮影したり、俳優やモデルもやっている⇒ホンジュラス版バチェラーのバチェラー側として出たこともある。
- キケさん曰く都市部を一歩出れば「無法地帯の地獄」
- サン・ペドロ・スーラはアメリカにドラッグを運ぶ際の重要な経由地。
- ギャングは大きく分けて2つ⇒「MS-13」と「バリオ18」
- 通称「MS-13」⇒マラ・サルバトルチャの略⇒ドラッグ、誘拐、売春、殺人とあらゆる犯罪に手を染める国際的犯罪組織⇒トランプアメリカ前大統領が名指しで批判した凶悪ギャング組織。
- 「MS-13」は全身にタトゥーを入れ、度を超えた残虐性がある⇒マチェーテと呼ばれるナタで、心臓を抜き取り路上に放置するパフォーマンスを行う。
- 「バリオ18」は「MS-13」の最大のライバル。⇒2つのギャングの抗争が高い殺人率の発生に繋がっている。
- 日本から情報を得ることも困難で、現地でもためらいなく殺されるので「MS-13」の情報に辿り着かない。
スラム・チャメレコンにて
- スラムのチャメレコンは「MS-13」と「バリオ18」が常に殺し合いをしているエリア。
- 外国人には危険。いかにも外国人な東洋人はNG。カメラもダメ⇒車から降りないで欲しいと指示されるゴンザレスさん。
- 縄張り意識が高いため、他を排除する性質があるグループのため危険⇒しかもためらいなく殺す。
- 2004年12月23日普通の人を乗せたバスが襲撃され、28人が命を落とした⇒発端は2004年にギャング撲滅のために復活した死刑制度に対する報復。
- 「13」と「18」と書かれた壁があり、そこが縄張りの境界線。⇒2015年にここの住人2500人をそれぞれのギャングが避難させて強制退去⇒最前線で撃ち合いになるため。
- 住んでいる人は一般人ではなく、関係者。親や子どもなども含まれる⇒関係者の彼らは監視役。
ホンジュラス取材のキッカケはメキシコ麻薬の取材
- 2022年11月14日放送のゴンザレスさんの『クレイジージャーニー』の時に、メキシコの難民ハウスでホンジュラス出身の難民にインタビューをしていた⇒『クレイジージャーニー』丸山ゴンザレスがメキシコ国境ティファナで麻薬トンネルに潜入 宝くじの賞品がマフィアの土地 - シンプルライフできるかな?
- ゴンザレスさんが今回ホンジュラスの取材を決めたのはその時の難民に会ったから。
- キケさんに難民としてアメリカに行くケースはあるのかと尋ねるゴンザレスさん⇒最近は多い。キケさんの知り合いも無理やりドラッグの仕事をさせられてホンジュラスで生きていけなくなったため、アメリカに逃げた人がいる。
- ギャングが勢力を増して、弾き出される人が出てきていると話すゴンザレスさん。
スラムのビリヤード場と藤山しんさん
- あまりに危険なため、キケさんの提案により警察のパトロールに同行。⇒21時に同行開始
- 取材時は土曜。ここでの犯罪は週末に起こりやすい。
- 警察に先に向かったキケさんと通訳がなかなか戻って来ず⇒戻ってくると、この日は外国人に1人負傷者が出ていると報告される。⇒何か起こっても責任は持てないため、自己責任で。
- この日のパトロールは「MS-13」と「バリオ18」のアジトがあるエリア。パトロールする警官の指揮はオマール隊長。
- オマール隊長曰く、銃撃戦はいつものこと!⇒警察の後ろをしっかりついていく。
- 最初に向かうのは彼らの溜まり場のビリヤード場。⇒ビリヤード場に入ると、全員を壁際に背中を向けて立たせて両手をあげさせて所持品チェック。
- ここにいる人のほとんどは一般人⇒身分証をチェックし、犯罪歴がある人をピックアップしていく。⇒怪しい人は警察署まで連行。
- ゴンザレスさんはチェックされている男性に声をかける「こういうことはよくあるのか?」⇒毎日警察か軍隊が来ているので慣れたもの、と返答。
- ビリヤード場の一般人から「シンフジヤマ」と掛け声がかかると、みんなが声掛けしてざわつく。⇒1人の男性が公務執行妨害で連行される。⇒この声掛けのせいで店がピリつく。
- 警察官から「シンフジヤマ」はホンジュラスで一番有名な日本人だと説明される⇒見た目がゴンザレスさんに似ているとのこと⇒「シンフジヤマ」はNGO団体SHH代表の藤山しんさんのことだった。
- 藤山しんさんはホンジュラスのストリートチルドレンを救うため、自ら資金を集め、学校を建設。⇒ホンジュラスでは英雄と呼ばれ、絶大な人気を誇っている。
- ゴンザレスさんはやたらと写真を撮ってと言われていたのはそれが原因だった。
- なお、今回はビリヤード場にギャングのメンバーがいなかったため何も起こらずに済んだ⇒銃撃戦になることもある。
藤山しんさんのインスタ
気になったので藤山しんさんを検索したところ、インスタとTwitterをやってました。
ツイートは2018年で止まっていたので、インスタをご紹介。
1日前に投稿しているものでした。
そして、投稿が和訳になるので読んで欲しいのですが、「チャメレコン」に学校を建設するための資金を集めるため走るとのこと。
こういう活動がスラムの皆さんに支持されたのではないでしょうか。
スラムの最深部での実体
- さらにスラムの最深部へ向かう⇒ここからは車ではなく徒歩で⇒日中に銃弾で何発も撃たれた人が出たところ。
- 「MS-13」と「バリオ18」のアジトが混在しているエリアに到着。⇒最悪銃撃戦になる覚悟をしておいて欲しいと告げられるゴンザレスさん。
- お店から音楽が流れているが、通りには人っ子一人いない状況⇒外出禁止令が出ている⇒政府や警察からではなく、ギャングから出ている。
- ギャングは夜11時以降は仲間や家族以外の出歩きを禁止している。⇒夜間外出している顔見知り以外は敵とみなす。
- ゴンザレスさんたちが歩いていると、家族や子どもが出てきて偵察に来ている⇒さらに怪しい車があり、警察が身元調査をしている⇒隊長からその隙に歩き進めるよう指示されるゴンザレスさん。
- 取材のカメラに気づいたのか指を差す女の子⇒隊長も「ヤバい。囲まれ始めている」と察する。
- 発砲音がし、隊長が身元調査をしている男性を逃がすことにする。⇒隊長曰く銃声ではなく威嚇の花火とのこと。ギャングが敵の侵入を伝えている。⇒「キミたちは離脱した方がいい」と言われるゴンザレスさん。
- 歩き続けること20分。警察の施設に戻って来ることに成功。⇒「スゴい緊張感でしたね」と同行ディレクター。
ギャング「MS-13」の現役メンバーにインタビュー
- キケさんのツテで友達の友達により、現役メンバーにインタビューができることになったゴンザレスさん。
- それも世界一残虐なギャング「MS-13」の現役メンバー⇒当然危険アリ。「MS-13」はとても好戦的。
- キケさんの友達の友達から、彼らがゴンザレスさんたちを警察側の人間と確信を持てば、その場で殺されると忠告されている。⇒携帯をみたり、外部と連絡を取っていると見られる行為が絶対NG「変な動きはしないこと」
- ホテルのロビーで待ち合わせ⇒かなり危険なため入念に打ち合わせをするゴンザレスさん。
- 3人の男性が到着⇒若い感じのギャング。
- 1人の男性の名前はヘススさん。「MS-13」所属⇒タトゥーはいれておらず、今はいれなくてもいいし、ヘススはタトゥーが好きではない。⇒彫る時にはボスの許可も必要。
- 活動内容⇒悪いことはだいたいやっている。詳細は言えないが殺人・売春・誘拐、みかじめ料の徴収⇒1番の活動はドラッグの密売と密輸。
- 組織のメンバーはほぼ全員「殺し」はやっている。⇒ヘススさんもやっている。
- ビジネスで殺人を請け負うこともある。⇒誰彼構わず殺すなんてことはしないとヘススさん。「1番大事なのは殺す理由」⇒賛同できれば受けるし、納得できなければ受けない。⇒金額の交渉は二の次!
- 殺人の金額⇒5000ドル(約70万円)~10000ドル(約140万円)
- ヘススさんの今の仕事・役割・ポジションは?⇒戦略チームのリーダー。襲撃に行く際の作戦を考えたり、仲間を鼓舞したり。⇒入団13年目の「MS-13」の頭脳を司る大幹部。
- 組織に入るための条件やルールは?⇒自己アピールが大事。どれだけ組織に貢献できるか。⇒面接後に実際に「殺し」や「襲撃」をやらせてみる。⇒成功すればメンバーに、失敗すればヘススさんらに殺される。⇒「MS-13」では「不合格=死」!
- ヘススさんが入団した理由⇒小さい頃から愛やお金に飢えていた。まともな人生ではなかったため、組織に入って人生を変えてやろうと思った。
- ヘススさん曰く「MS-13」は本当にいいチーム⇒自分が過去してきたことに対して良い悪いの評価は一切なく、全てを受け入れてくれる。⇒一度入れば全員ファミリー。「絆は何よりも堅い」
- 他のメンバーもお金がなくて残飯を漁ったり、親から虐待を受けている人がほとんど。
- 貧困・差別・暴力の多いホンジュラスにおいて、ギャングに所属することが自分の居場所を見つける1つの選択になっている。⇒それがホンジュラスの厳しい現実。
- なぜ今回インタビューを受けてくれたのか?⇒「オレらにはオレらの生き方がある。これが正しい道かはわからないが、オレらみたいなヤツがいて、こういう現実があるってことを日本人に知って欲しかった。オレは日本という国が好き。インタビューを受けた理由は『日本への敬意』ってところだな」
- 取材終了の4日後にキケさんから音声メッセージが届く⇒「警察と一緒に同行したビリヤード場で昨日11人が殺された。我々が事件に巻き込まれなかったのはただの偶然。君達は運がいい。」
ゴンザレスさんはインタビューの後、ヘススさんに気に入られて家に遊びに来るかと誘われていたそうで、ぜひと行く予定だったそうなのですが、警察にもお世話になっていたので挨拶をしに行った際に、その姿をヘススさんに見られたとのことです。
キケさんに相談したところ、すぐに帰国した方がいいということで帰ってきたと話してました。
松ちゃんがヘススさんに殺す理由が1つ出来たかもしれない、と指摘してましたがそういうことでしょう。
これTVerで見れますので、1週間以内であればぜひ映像で見て欲しいです。
めちゃくちゃ緊迫感があります。
人通りのいない道路の怖さ、誰かに見張られているかもしれないという恐怖。
正直なところゴンザレスさんが無事なのは番組に登場しているのでわかるのですが、それでも言い知れぬ恐怖というか圧がありました。
殺人がしょっちゅう起こる地域でも、いつ自分が殺されるかわからないという背中合わせでの生活というのは想像できないないのですが、それが幸せであるということなのでしょう。
愛情の飢えと貧困というのは非常に罪深いと今回も感じました。
同行ディレクターさんも本当にお疲れ様でした!
命があってよかったですね。
あと、ヘススさんが日本に敬意を持ってくださっているというのは、上記の藤山しんさんの活動をご存知だからかもしれませんね。
なんとなくですけど、そんな気もしました。
最後にどうでもいい情報ですけど、小池栄子さんがが日本の裏社会の親分から大人気なんだとか。
「すごい色気あるよね」と褒めているそうですよ。
極妻合いそうですもんね!
演技力も申し分なし。
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②祝!『クレイジージャーニー』復活 1人目は丸山ゴンザレスの麻薬ビジネスに迫る - シンプルライフできるかな?