にゃん吉です。
現在テレビ東京の土曜と日曜の早朝6時から放送されている韓流ドラマ『結婚契約』。
にゃん吉は深夜から早朝にかけて作業をしていることが多いので、土日のこの時間は起きていることが多いのですが、テレビを付けていると映し出される番組が気になることが多々あります。
この『結婚契約』もたまたまテレビをつけていたら目に入ったのです。
何気なく見ていたら「これ面白いのかな?」と普段は全くドラマに興味がないのですが、ちいかわを視聴するのにAmazonプライムを見ていたらこのドラマを発見したのです。
そういえばこの間放送してたなと思ってちょっとだけ見始めたら止まらず(笑)。
そしてまさかの大感動作だったことがわかりました。
一気に視聴したので目が涙で腫れてしまい、瞼が重くなったほどです。
そんなわけでキャストの感想をメモしておこうと思います。
▽目次です▽
『結婚契約』はおじさんの恋愛ドラマではなく家族愛がテーマの良作
にゃん吉は元々ドラマを視聴するタイプではないです。
毎年秋から冬にかけて放送される『相棒』くらい(笑)。
テレ東のこの枠では韓流ドラマを放送しており、その前のドラマには何も食指が動きませんでした。
タイトルも覚えてません。
チェックしたらたぶん『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』だったと思います。
サスペンスやヒューマンドラマならまだ見る可能性があるのですが恋愛ものは興味なし(笑)。
それなのになぜか『結婚契約』はハマったんですよね。
面白いものです。
このドラマを視聴した時にはすでに途中からでした。
Amazonプライムで視聴した時に3話目だったことがわかりましたので、最初の1話と2話はわからずに途中から見始めてました。
アマプラで最初から視聴して3話までの経緯も把握。
お金持ちそうなおじさんが若い女性と契約結婚をするということから始まります。。
その理由はおじさんの母親が腎臓病で腎移植をするために結婚を決意するのですが、おじさんは遊び人で結婚する気がない。
そこでお金で解決をしようと若い女性と契約結婚をするという流れでした。
韓国では移植は家族だけに限られており、それを目的で偽装結婚をすると犯罪になります。
つまりリスクを伴う結婚契約でした。
これだけですと、おじさんがそのうち契約で結婚する若い女性にメロメロになる話なのだろうと勝手に思っていたのですが、そんな単純な話ではなかったです。
まさかのヒューマンドラマの展開でした。
もちろん遊び人のおじさんが若い女性から真実の愛を知るという主軸はあるのですが、本来のテーマはやはり家族愛でしょう。
しかも血が繋がらない家族との愛情もテーマに含まれていたように思います。
①ハン・ジフン役:イ・ソジン
このドラマの主人公のおじさん。
ドラマでの設定は36歳。
この時のイ・ソジンさんは46歳だったようで、やはりおじさんの若作り感が凄かった。
でもそれも最初のうちだけで、その後は全く気にならなくなります。
要領が良い大企業の御曹司なのですが、実は愛人の子どもという設定。
過去には真剣に愛した恋人はいたものの破局し、現在は特定の恋人は作らず遊び人という感じでした。
しかも母親もなかなか気性の荒い女性で、本家の家族とも表面上は上手くやっているものの居場所はあらずのような関係でした。
そのジフンがヒロインであるヘスと契約結婚をするとなるのですが、次第に彼女に惹かれていく。
よくあるパターンではあるのですが、ヘスには女子の子どもがいました。
この女の子がキーパーソン。
彼女のおかげで真実の愛を掴むことができるのですが、その幸せにはリミットがあるという悲しい運命がありました。
ジフンがいけ好かない感じのおっさんだったのが、ウンソンへの接し方や対応で180度見る目が変わります。
最初はあんなに好きそうじゃなかったのに、だんだんとウンソンの寂しさが自分の子ども時代を投影したのか、すごく自然に彼女の相手をしてくようになるのです。
他人の子どもなのにあそこまで愛情深くなれるとは。
このドラマの一番の見どころでしょう。
きっとウンソンが嫁に行く時には号泣しちゃうお父さんだと思います。
でもラストでの生きる希望を失くさず大事にしていくというエンディングは切なかったですがよかったと思います。
きっと長い時間ではなかったでしょうけど、その分濃密な時間を家族3人で過ごしたに違いないと信じています。
②カン・ヘス役:ユイ
このドラマのヒロインのヘスは29歳という設定。
彼女は本当に気の毒な星の下に生まれたとしか言いようのない悲劇ばかりが襲ってました。
結婚をした夫は借金を残して早々に事故で死去。
その後借金返済のために一生懸命働くも、常に借金取りに追われる日々。
ようやく得意な料理を生かすためにレストランに就職するも、脳腫瘍があることが発覚。
しかも長くは生きられないと宣言される。
ヘスは自分の娘を守るために立ち聞きしてしまった腎臓移植のための偽装結婚を耳にし立候補。
紆余曲折の末、結婚契約をすることになりました。
ヘスもどんどんジフンに惹かれるものの自分の命がそんなに長くないことを悟っているため、自分の気持ちに蓋をします。
娘のウンソンのおかげもあってだんだんと自分の素直な気持ちに従うようになりますけど、やはり時は残酷。
病魔はどんどんヘスを襲っていきます。
それでも最後は幸せだったと思ってくれたらと願わずにはいられません。
大事な娘・ウンソンと愛する夫・ジフンに見守れた愛溢れる日々で少しでも穏やかに過ごしたであろうことを願うばかり。
ユイさんは最初からかなり痩せっぽちの姿をしてましたけど、どんどん痩せてやつれていくんですよね。
元々痩せている体質ではあるのでしょうけど、ポキっと折れてしまいそうな手足になっていく姿が凄かったです。
③チャ・ウンソン役:シン・リナ
このドラマの立役者でありキーパーソンでしょう。
ジフンとヘスが結ばれるにはウンソンの存在がなければ発展しなかったと思います。
最初はジフンに敵意剥き出しのウンソン。
大事なママが取れるのではないかという危機感からどうしても好きになれない嫌なおじさんでしかありませんでした。
それがジフンと一緒に過ごす時間からだんだんと受け入れるようになっていくウンソン。
子どもの素直な気持ちの移り変わりをめちゃくちゃ上手に演じてました。
まさに天才子役という感じ。
ムスッとした生意気はガキという印象から、笑顔の可愛いお嬢ちゃんへ。
ジフンが我が娘のように可愛がっている姿が感動を呼びました。
お父さん、ウンソンが結婚する時猛反対しそう(笑)。
その他のキャスト感想
④オ・ミラン役:イ・フィヒャン
ジフンの実母。
なかなか気性の激しいおば様でした。
元女優というプライドを捨てきれず、肝臓が悪いのに深酒をしてより一層肝臓を痛めるという負のループ。
そのために愛する息子が契約結婚をする羽目になるわけですが、一度は腎臓移植を受け入れるものの結局はヘスからは貰わず。
命に限りが出来たことで疎遠になっていた兄との関係も修復でき、結果兄から腎臓を貰えてこちらは命拾いをします。
ジフンが疑似家族を体験させる際に、ここでも大活躍だったのがウンソン。
本当の孫のように可愛がっていたのが印象的でした。
それでもヘスの寿命がわずかと知った際に賛成できないという母心も切なかったです。
⑤パク・ホジュン役:キム・グァンギュ
ジフンの親友。
でもかなりこき使われて本当に親友なのかと思うような扱いを受けてましたけど、ジフンなりに彼を信頼していたのはわかります。
最後はヘスの親友と結ばれてハッピーエンド。
損な役回りも多かったですけど幸せになれてよかった。
⑥ソ・ナユン役:キム・ユリ
ジフンの元恋人。
めちゃくちゃ美人なヘスのライバル(笑)。
物語の最初の頃はジフンも未練ありありだったことは確か。
家のためにダメな長男と結婚する予定が破談にし、ジフンと寄りを戻そうとするも結局ジフンの心はヘスのものに。
最後は爽やかなお別れとなったので、いい未来があることを願っています。
⑦ハン・ソングク役:キム・ヨンゴン
このドラマの悪役というか敵役になるのがジフンの実父。
大企業グループのカリスマ社長であるがゆえに、能力のあるジフンを後継ぎにと考えていたわけですがジフンが自分の元から去る選択をします。
結局この企業はどうなっていくのでしょうか。
そこは気になりました。
⑧ハン・ジョンフン役:キム・ヨンピル
もう1人の悪役がジフンの兄。
異母兄弟ではあるものの最初はジフンを大事にしていた様子でしたが、婚約者のナユンがジフンの元恋人で今でも彼女がジフンを愛していると知ってからは嫉妬の嵐に。
男の嫉妬の醜さの典型がこの兄の姿でした。
この人、結局どうなったんでしょうね。
親父もですが、この兄もどうしようもなかったですけど、あの大グループは一体誰が収めることになったのでしょうか。
他にもヘスのことが好きな幼なじみや、ヘスの親友、ヘスの元夫のお母さんなどの関係もありました。
特に元夫の母親が憎んでいたヘスを受け入れるようになっていく姿も感動でした。
本当にいいドラマでした。
恋愛ものとバカにせず、ちゃんと興味を覚えて視聴できたことを褒めたいです(笑)。
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