にゃん吉です。
2023年10月16日放送の『クレイジージャーニー』の回は、料理人の太田哲雄さんでした。
太田シェフは前回2022年11月28日放送に登場し、アマゾンのペルーやアンデスの食の旅をされてました。
太田シェフは食の原点を求めてアマゾンへの旅を続けている方です。
参加されるのも一流シェフたちです。
激レアさんにも出演されてました。
▽目次です▽
- 2023年アマゾン旅は「最古の食を探す旅」
- ペルーのプエルト・マルドナードの市場巡り
- 狩りの村・アマラカエリ
- 伝統的なワニ猟
- 毒流しの魚猟
- 弓の達人・ミゲルの弓矢猟
- 先住民の食文化
- 金の違法採掘を探る太田シェフ
2023年アマゾン旅は「最古の食を探す旅」
アマゾンへは10年間も通い続けているという太田シェフ。
今年も仲間の一流シェフと共にアマゾンへ旅立ちました。
- 今回は銃ではなく弓矢や素手で取った食材を食べる。
- 行先はマドレ・デ・ディオス:太田シェフが10年前にも行った地域。
- マドレ・デ・ディオスには原始の暮らしを続ける集落がある。
◆参加のシェフ
- 前田元シェフ(京都 Restaurant MOTOI)⇒「食べれるものは全部食べてみたい」
- 久保崇嘉シェフ(長野 すし崇)⇒「経験してないからわからないが楽しみ」
太田シェフのインスタです。
7月22日の投稿でしたので、帰国は7月21日のようです。
ちょうど日本がめちゃくちゃ暑くなってきた頃ですよね。
お疲れ様でした。
太田シェフは来年からは1人でアマゾンに行くとのこと。
原点回帰だそうです。
クレイジージャーニーは付き添えるのでしょうか?
ペルーのプエルト・マルドナードの市場巡り
- ペルー南東の街・プエルト・マルドナードへ向かう。
- まずはモデロ市場で買出し⇒10年前にマドレ・デ・ディオス行った際、電気・ガス・水道が一切なかったのでアマゾン暮らしに対応するための買出し。
- Tバックはアマゾンから生まれたと話す太田シェフ⇒尻の穴から入って内臓を食い破る魚(カンディル)対策。
- 「生きたい」という気持ちが強ければ生き残れる場所と話す太田シェフ。
◆アマゾンでの必需品
- 長靴:毒蛇対策
- 蚊帳:ジャングルの蚊対策⇒マラリア感染を防ぐため
- タオルと着替え:暑さ対策
- 飲料水100リットル:3日間・7名分
狩りの村・アマラカエリ
- 太田シェフ一行はアマラカエリ集落に向かう⇒70世帯・200人が暮らしている。
- 10年前より村が整っている。⇒電気・テレビアンテナ・水道・シャワーも完備。商店や大型テレビもあり。
- 「10年前と全然違う。どういうことですか」と苦笑いの太田シェフ。
- コロナ禍で国からの支援があった⇒インフラ・建物設備がアマゾン全域に広がる。⇒この2~3年で村が激変。
- 伝統の食文化は健在。
- 苦しめて仕留めるのはNG⇒肉の旨さが変わる。
- 久保シェフは魚料理を一番楽しみにしていたが、湿気と暑さでダウンし食べられず。⇒日射病。
- 前田シェフも久保シェフも食材への感謝が深まる。
伝統的なワニ猟
- クロカイマンという最大体長6mのワニを捕まえに行く。
- 使う武器はモリ。
- 手漕ぎボートで夜中に猟に行く。当然ライトもNG。
- ワニの光る眼で大きさを見極め、獲物を決定する。
- モリ一発で仕留める⇒小さなワニを捕らえ、まだ生きているため首を切る⇒小さくとも噛まれると大怪我する。
番組ではワニが6mのワニの映像のあと、狩猟で捕まえたワニが子どもだったので落差がありましたが、食べるには小さい方がおいしいのかもしれないというようなことを設楽さんが言ってました。
肉が柔らかそうですもんね。
毒流しの魚猟
- 毒で魚が痺れて浮いてくるのを捕まえる。
- 毒はバルバスコという植物の根の樹液。⇒天然由来の農薬として使用。摂取すると吐き気や下痢を引き起こす。
- バルバスコの樹液は麻袋に詰め、川に撒く。
- 痺れて浮いた魚は素手で誰でも掴める。
- この時獲った魚:セルフィンプレコ、ピラニア、ペーシュ・カショーロ、ボカ・チコ
- 調理方法は竹や葉で蒸し焼き。
- バルバスコの毒は加熱すれば大丈夫。
太田シェフが最後に金の違法採掘のせいで、今回魚猟をした場所も違法採掘の跡地だったとのこと。
水銀が撒かれた水の魚のため、毎日ここの魚を食べ続けると体に水銀が蓄積されていくという話をしてました。
すごく怖いですよね。
日本でも昔に水俣病がありましたし。
すごく考えさせられるラストでした。
弓の達人・ミゲルの弓矢猟
- 太田シェフが一番見たかったのが弓矢猟。
- ミゲルさんは村一番の弓の達人。25m先の獲物も一撃で仕留める。
- 狩りの場所は夜のジャングル。⇒危険が多い。毒蛇がいるため亡くなった方もいる。
- 真っ暗闇のジャングルでは鳥の鳴き声の笛を使い、動物の反応を確認する⇒村伝統の狩りの方法。
- ピクーロを発見⇒弓で一撃で仕留めるミゲルさん。⇒心臓を射抜く。
- ピクーロは大ネズミ。和名はパカ。
- ミゲルさんは狩猟した動物の下処理は子どもに見せている⇒将来狩りを継ぐため。
あんな真っ暗闇で、しかもジャングルで一発で仕留めるというのはまさに神業でした。
動物の息づかいで気配と場所を察する能力、そして弓矢の技量とが相まって素晴らしかったです。
先住民の食文化
①エマントック
- 1000年以上続く伝統料理。竹筒でで蒸し焼き。
- キャッサバ芋と主食、魚を副菜でそれぞれ竹筒に入れる。
- 香辛料はコリアンダーと唐辛子。
②ワニのスープ
- 鱗は炙って剥ぐ。
- 鱗を剥がしたら内臓処理。
- 身をぶつ切り。
- キャッサバ芋を加え、1時間鍋で塩茹で。
- 味はクエなどの身が締まった魚のアラ。塩だけで旨味が爆発するくらい美味しい。
- あっさりしていて鶏肉っぽさもある。臭みは一切ない。
③魚料理
- 竹や葉でくるんで蒸し焼き。串刺しでそのまま炙る。
- 魚の種類や大きさで調理法を変える。
- 塩だけで十分美味しい。
④ピクーロ料理
- 狩猟したピクーロ(大ネズミ)は新鮮なうちに皮を剥いで下処理。
- 調味料はアピパンカという唐辛子。⇒ドライトマトと同じような旨味があると太田シェフ。
- 塩とニンニクを加えて炒める。
- 味は皮が美味しい。エスニック料理のよう。
金の違法採掘を探る太田シェフ
今回の旅のもう一つの目的は、アマゾンの森林と環境破壊している金の違法採掘の現状を探るというものでした。
10年前にも違法採掘をしている人に突撃をしていたという太田シェフ。
丸山ゴンザレスさんも取材してましたけど、金の違法採掘でアマゾンの自然がなくなっていっているとのこと。
それにより環境が破壊されていくが、すぐにお金になるということで止められないと話をしてました。
いずれクレイジージャーニーでも紹介してくれるのかもしれませんね。
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