にゃん吉です。
2023年8月21日放送の『クレイジージャーニー』の回は、起業家の袴田武史さんでした。
今週は2人のジャーニーさんが出演しており、もう1人は発明家の岩谷圭介さんでした。
クレイジージャーニー 岩谷圭介 「世界初」の気球宇宙旅行を目指して 目標は2023年度内 - シンプルライフできるかな?
袴田さんも今回2回目の登場です。
前回は5年前の2018年1月2日放送のSPでした。
▽目次です▽
袴田武史さんは前回の賞金22億円の月面探査レースに参戦で出演
- 袴田さんが宇宙に憧れたキッカケはスター・ウォーズの宇宙船。
- 袴田さんは株式会社ispaceのCEO。
- 袴田さん曰く宇宙業界の問題は経済合理性がないこと。⇒エンジニアではなく、経営や資本を調達して貢献したい。⇒宇宙ビジネスには技術だけではなく、お金も必要!
- 26歳でアメリカの外資系コンサルティング会社に就職。
- 31歳で宇宙ベンチャー企業・株式会社ispaceを設立。⇒自宅の一室から始まった。⇒現在、世界3都市にオフィスを構えるほどに成長。
- 賞金22億円「Google Lunar X Prize」の月面探査レースに参戦⇒民間企業がロボットを月に送り、様々なミッションを競う。⇒袴田さんはチームHAKUTOとして参戦するもミッションクリアならず⇒全チームが期間内に月に到達できず、勝者なしでレース終了。
これ覚えてます。
確か滝沢秀明さんの火山と一緒だったような?
この時の袴田さんも面白かったです。
袴田さんの計画は2040年以降に月で生活をする人が出てくること
- 現在は探査車だけではなく、着陸船も開発。⇒月への輸送サービスを立ち上げる。⇒自社開発の宇宙船で月に降り立つ!
- イーロン・マスクのスペースX社のロケットと契約。⇒ロケットの先端に袴田さんのところの宇宙船を取り付け、月に向かって取り外される仕組み。
- 地球からの遠隔操作で38キロ離れている月を目指す⇒成功すれば民間企業では世界初の快挙!
- 20年後の2040年以降に月で生活をする人が出ると話す袴田さん。
- 月に1000人が住んでおり、1万人以上が地球と月を行き来する時代が来る!
- 宇宙に大きな事業機会が出てきている。⇒ビジネスになる。
- 1000人住んでいるとすると、100~200人は月の資源の事業に関わる。⇒これが主な経済活動。
- 経済活動をする人たちが働ける環境を作るために多くの人が必要。⇒「軍艦島みたいなもの」と設楽。
- 資源があるところに人が集まって、街が出来て、経済が出来ていく。
設楽さんの「軍艦島」というのがわかりやすいですね。
月ビジネスが成功したら、まさに軍艦島でしょう。
しかし、この発想に至り、それに対して資金を集める能力があるというのが凄いです。
元々袴田さんはエンジニアでもおかしくない経歴なんですけど、きちんと説明ができるCEOということで素晴らしいですね。
auの髙橋誠社長の会見を思い出します。
あれも素晴らしかった!
袴田さんの月ビジネス計画
- 月のビジネス⇒①月の燃料ステーション、②月の地図(Googleマップ)、③月への宅配便
- 月の燃料ステーション⇒月での資源の活用が重要⇒数年前にNASAが水が氷の形で存在していると突き止めた。⇒水を水素と酸素に分けることでロケットの燃料にしていく。⇒宇宙にガスステーションができると大きな産業になっていく。
- 月には何千億トン以上の氷が存在。⇒水素はロケットの燃料に、酸素は人間が利用。⇒人が暮らせるようになり街ができる。
- 将来的には火星などに行く際にも、月が中継基地になっていく。⇒月を経由して火星探査する方が安くなる。
- 月の地図⇒月で資源を見つけインフラを開発するには、月面のデータが必要になってくる。⇒月の地質や温度などの情報を販売するデータビジネスに。⇒月に街を作るにはあらゆる情報が必要。
- 1番最初に月に降りれば、そのデータは取りたい放題に。
- 月への宅配便⇒人が住むようになると、様々な物資の補給が必要になってくる。⇒大型の物資を工業用に届けたり、個人にパッケージを届ける。
なるほどという感じです。
軍艦島を思い描いていたので、よりわかりやすかったです。
世界初の民間企業による月面着陸への挑戦
- 2022年12月、アメリカ・フロリダにて。⇒スペースX社のロケットに搭載させ、月を目指す。
- 2023年4月26日午前0時40分。着陸2時間前には世界各国のマスコミも集まっていた。⇒全世界にライブ配信もされた。
- 着陸予定時刻になる⇒「着陸した」というデータ待ちだったがデータがなかなか来ず。⇒袴田さんが退場⇒エンジニアも顔が曇っている。
- 袴田さんが再登場「まだ着陸の確認が出ない」と報告。⇒結論が出ないままイベント終了に。
- 2023年5月26日の日本記者クラブにて。袴田さんは「月面着陸には至らなかった」と説明。⇒着陸失敗。
- 原因は着陸直前に着陸船が測っていた高度のデータが間違っていた。⇒高度のズレにより早めに着陸態勢に入り、燃料が尽きて落下。
- 1時間半の会見後も追及された袴田さん⇒悔しいというよりも、前を見てポジティブに物事を捉えて「しっかり予定通り着陸していくことを目指したい」
- 来年に向けて、ミッション2用の着陸船を準備中。
- ミッション2⇒自社の探索者で月面を走行し、月のデータの調査と取得をする。月面にて水の電気分解実験を実施など。
- ミッション3⇒最大500kgの貨物を運ぶ大型着陸船を導入。NASA向けにサービス提供など。
- すでに凄いことはやっていると袴田さん。⇒着陸のところまでデータも全て取れた。
残念でしたね。
きっとネットニュースにもなっていたのでしょうけど、にゃん吉は全然知りませんでした。
来年にはミッション2を実施するようなので、チェックしておきたいです。
クレイジージャーニーにも出演してくれるとは思いますが。
しかし、宇宙は夢がありますよね。
袴田さんが見せてくれた月と地球の写真が素敵でした。
皆既月食の日だったらしく、黒い影が映っているんですよ。
非常に神秘的な写真でした。
にゃん吉は今回のことでispaceの株価をチェックしちゃいました。
失敗時は暴落してしまうのは仕方がないですけど、ここのところ回復してますね。
投資家もたくさんいるでしょうから、袴田さん頑張って!
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