にゃん吉です。
2023年11月27日放送の『クレイジージャーニー』の回は、埋蔵金を追いかけている八重野充弘さんでした。
埋蔵金かぁ。
一向に出てこない徳川の埋蔵金がパッと思い浮かべますけど、今回はどんな埋蔵金探しなのでしょうか。
出て来ないとしてもワクワク感がありますよね。
都市伝説的でもありますし。
▽目次です▽
- 八重野さんは埋蔵金研究のために会社を辞める
- 天草四郎の埋蔵金伝説
- 埋蔵金が見つかった場合の報酬
- 埋蔵金が見つかった例①
- 八重野さんの狙う埋蔵金の場所① 旧日本軍の隠し財宝
- 八重野さんの狙う埋蔵金の場所② 徳川埋蔵金
八重野さんは埋蔵金研究のために会社を辞める
- 現在、八重野さんは日本トレジャーハンティング・クラブの代表。
- TBSで徳川埋蔵金を放送していたが、八重野さん曰く「あそこを掘っても無駄」⇒3億5千万円かけた企画をバッサリ！
- 八重野さんの埋蔵金信念⇒土を掘るより資料を掘れ！
- 大事なのは根拠となる物証、伝承、言い伝え。⇒それが「分析」「推理」「検証」になる。
- 埋蔵金の伝説は99％嘘！
- 八重野さんが歴史書・古文書・噂話を50年かけて調べた数⇒400件以上！
- 26歳の時に勤めていた出版社で埋蔵金を取材。
- 44歳で会社を退職し、埋蔵金研究に没頭。
- 76歳の現在は執筆・講演活動をしながら埋蔵金を追い続ける。
- 発掘をするには重機の知識、地質地形への理解、危険な洞窟への潜入。
- 専門家集団の協力と資金が必要。
- 八重野さんは50年間で小判1枚すら見つけていない。
- 埋蔵金があると分析しながらも掘れない場所がいくつかある。
- 今回クレイジージャーニーとタッグを組んで発掘の旅へ。
どうでもいいですけど、八重野さんの本棚にある「日本の歴史」全巻（中央公論社）はにゃん吉の実家にもありました。
父上の物です。
天草四郎の埋蔵金伝説
- 分析し実際に訪ねたのは30数ヵ所⇒掘ったのは16ヵ所。
- その伝説の1つ⇒天草四郎の埋蔵金伝説
- 天草四郎が島原の乱で敗戦を予期し、復活のための財源として財宝を池に沈めたという伝説。
- 江戸の町で見つかった古文書に記載されていた伝説。
- 「柱岳の麓の三角池の水中」と明記。⇒これがどこにあるのかわからず。⇒手がかりの材料としては少なすぎる。
- 天草には柱岳が存在。⇒取材と調査をする。
- 三角形の沼地を発見した八重野さん。⇒地元では「から池」の名称。
- 八重野さんの根拠①：柱岳の峠近くを天草四郎の軍勢が通った。
- 八重野さんの根拠②：近くに住む郷土史家から天草四郎が山の狭間にの黄金の太刀を埋めた伝説を聞く。⇒本来の伝説の変形？
- 八重野さんの判断⇒出所が違う伝説が同じ場所を指しているのであれば、掘る価値あり！
- 掘った結果：鉄さびが付いた木片が大量に見つかる。⇒宝をいれた箱の一部？
- 池だったため掘るのが困難に。⇒個人で活動する八重野さんの発掘作業の限界。
埋蔵金が見つかった場合の報酬
- 日本に埋蔵金はあるのか？⇒戦国末期から江戸時代の初めは日本が世界で一番金銀が取れていた。⇒17世紀前半の世界の金生産量の2割が日本。
- 日本の埋蔵金はいくら？⇒200兆円と言われている。
- 埋蔵金の取り分は？①⇒①持ち主が誰か？隠した人が自分の先祖と明確に証明出来た場合は全額子孫のもの、②発見者は5～20％の報労金を受け取る権利がある。相場は10％。
- 埋蔵金の取り分は？②⇒持ち主が見つからない場合は土地の所有者と発見者で折半。
埋蔵金が見つかった例①
- 埋蔵金が見つかったのは戦後だけで50件以上ある。
- 数百万から10億近いものまで。
- 事例①：1961年、山形県白鷹町⇒小学生が川で箱眼鏡で魚取りをしていた⇒小判を発見⇒町中で川で探した結果、小判が23枚、二朱銀（銀貨）が200枚発見された。
- このケースは飛脚が現金を輸送するために船で渡った際に、船から落ちて溺れ死んだ。⇒のちに古文書が見つかってはっきりした。
- 事例②：1963年、に東京都中央区新川。⇒ビルの工事現場⇒小判が1900枚。二朱金（金貨）が78000枚。⇒当時で時価6000万円。今の価値では10億近く。
- これは日清精油、現在の日清オイリオグループの本社ビルで見つかった。
- これは隠していた埋蔵金だった。
- 鹿嶋屋という江戸時代から続く酒問屋で、明治時代は不動産業も行っていた。⇒その何代目かが財産を隠した。
- この時の埋蔵金の分配は鹿嶋屋の子孫に9億円、発見者2名に1億円。⇒発見者2名は代表者で均等に分けたはず。
- 事例③：2022年12月に群馬県前橋市の工事現場で埋蔵金発見
- 中国発の統一通貨「半両銭」と13世紀の「渡来銭」が10万枚以上が発見。
- 現在も調査中だが、鎌倉時代に埋蔵されたもの。
2022年12月の埋蔵金発見の記事です
【出土】地中から"埋蔵金"10万枚超、戦乱で急きょ埋めたか 群馬・前橋https://t.co/XpNrj3w20i
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2023年11月3日
工場建設を機に発掘調査が行われ、紀元前の中国初の統一通貨「半両銭」や、7世紀から13世紀にかけて造られた渡来銭など44種類の通貨が見つかった。埋蔵時期は鎌倉時代と考えられるという。 pic.twitter.com/FQn0F5LtYG
残念ながらリンク先の記事は削除されてしまってます。
日清オイリオグループのサイトをチェックしてみたら、確かに住所が「東京都中央区新川一丁目23番1号」でした！
そういえば、にゃん吉はよく茅場町に行っていたことがあったけど、全然知りませんでした(笑)。
山一証券はよく話題になったのに。
旧山一証券本社ビルの近所じゃないですか(笑)。
八重野さんの狙う埋蔵金の場所① 旧日本軍の隠し財宝
- 福井県敦賀市の旧日本軍の隠し財宝。
- 八重野さんとしては時代が新しいのでロマンが感じられない。
- 70歳過ぎのご老人から連絡があり、掘って欲しいと依頼。
- 断ろうと思っていた八重野さんだが、調査書と写真を見て興味が湧いた。
- 山の麓には陸軍の基地があった。
- 海と山に財宝を隠した⇒海は昭和30年代に見つかった。
- 山には当時3億円の価値のある美術工芸品を埋めた。⇒今の価値では2000億円。
- 台湾の国立故宮博物館と同等の物があると言われている。
- 実際に現場に向かい掘っていくと確かに財宝がありそうな場所だった。
- 作業を進めたところ、石器が出てきた⇒それにより山全体が埋蔵文化財包蔵地区に指定。
- 発掘に特別な許可が必要となってしまったため断念。
なんたる不運。
でもある意味、石器が出てきたという面ではお手柄ですよね。
考古学の分野ですけど。
八重野さんの狙う埋蔵金の場所② 徳川埋蔵金
- 群馬県片品村の徳川埋蔵金伝説。⇒尾瀬の玄関口。
- 八重野さんは10数年前に諦めた。
- 徳川埋蔵金は複数の場所に分けて埋蔵したと八重野さんは考えている。⇒ここはその1つ。
- TBSで企画した赤城山の徳川埋蔵金は計画段階だったのではないか、というのが八重野さんの分析。
- 片品村の徳川埋蔵金伝説の情報源は萩原さん。30年前に出会い、当時70歳。
- 山の麓の鎌田という地域に、牛8頭の背中に千両箱を2個ずつ積んだ一行が山に向かった⇒その山の方には金山があった。
- その掘った金鉱の跡に隠してあるのではないか？
- 16個の千両箱が眠っていると分析⇒現在の価値の16億円。
- 萩原さんはネパールに5つの学校を寄贈していた人物⇒見た目は普通のおじいちゃんなのに、羽振りがいいという印象。
- 萩原さんに案内された金山の入口に行くが、ただの山の斜面。
- 渋々掘ってみると、隙間を発見⇒しかし山が崩れてくるため諦めた。
- 14年後の2006年に萩原さんの知り合いが遺言を伝えに来た。
- 萩原さんの遺言：金山の奥には15個の千両箱がまだ眠っている。亡くなった友人の弔いと、残りの千両箱を役立つことに使って欲しい。
- 実は萩原さんは1箱友人と持ち出したことがあったが、友人が穴に落ちて亡くなってしまった。
- 2009年、14年ぶりに発掘を再開した八重野さん。
- 掘り進んでいくと坑道を見つける⇒水抜きやらいろいろしていくと丸太が崩れて折り重なっているものは見つかったが、財宝も仏様も見つからず。
- 別な坑道に千両箱と仏様が残っている可能性がある。
- その後、台風が直撃し断念。
- 2023年9月。群馬県片品村へやってきた八重野さん。⇒徳川埋蔵金に三度挑戦。⇒でもそれは2024年5月以降へ。
八重野さんに見つけて欲しいな。
これだけ切望しているのに、いまだに机上の空論止まりになっているのが悲しいです。
分析と研究が正しいことをぜひ証明してもらいたいですね。
いろいろ言う人もいるでしょうけど、ロマンがあっていいじゃないですか、とにゃん吉は思います。
出るかもしれないというワクワクが楽しいです。
▽他のクレイジージャーニーもどうぞ▽
①クレイジージャーニー 田中俊行 呪物研究家がタイへ呪物探索の旅へ 呪物購入と体内に針を入れる呪術 - シンプルライフできるかな？
②クレイジージャーニー デ・アントーニ・アンドレア「悪魔祓い」実態への旅 実在するエクソシスト - シンプルライフできるかな？
