にゃん吉です。
2024年3月4日放送の『クレイジージャーニー』の回は、奇界遺産でおなじみのフォトグラファー・佐藤健寿さんでした。
今回は世界のアリマスターの島田拓さんと半分ずつでした。
おそらく場所もキルギスでしたし、前回のカザフスタンの時に一緒に旅をした時のVTRなんだと思います。
前回のカザフスタンの旅です。
▽目次です▽
謎多きキルギスの秘密都市
- 約30年前までは旧ソ連だった5つの国:①カザフスタン、②ウズベキスタン、③トルクメニスタン、④キルギス、⑤タジキスタン
- これらの5国は独立した今もなお謎に包まれている。
- キルギスには旧ソ連時代のものがまだ残っている⇒「レーニン万歳」と書かれたアパートの廃墟やレーニン像
- キルギスで有名なのは動物のユキヒョウ。
- キルギスには名前も付けられずコードネームで呼ばれていた街がある。⇒秘密都市
- キルギスの秘密都市への許可を大使館に確認⇒大使館でもその街を聞いたことがない。「初めて聞きました」と言われた佐藤さん。
- キルギスの中でも知られていない場所。
確かに「エニリチュク」で検索しても何もヒットしませんでした。
本当に謎の都市なんでしょうね。
シルクロードに立つ天空の秘密都市・エニリチュクを目指して
- 旧ソ連が作ったエニリチュクという街。
- エニリチュクは中国のウイグル自治区との国境にある天空の秘密都市⇒軍事的にも重要な拠点。
- 標高3000m以上に生息するユキヒョウがいる場所でもある。
- ここで旧ソ連が鉱山を発見し、炭鉱を作ろうとした。⇒旧ソ連が消滅⇒ゴーストタウン化
- 首都ビシュケクから目的の秘密都市・エニリチュクへは東京→香川ほどの距離。
- 俗説だが日本人とキルギス人は先祖が一緒と言われている⇒確かに日本人っぽい人が多い。⇒肉が好きな人はキルギス系、魚が好きな人は日本系とも言われている。
天空の秘密都市・エニリチュク
- 標高2700mのところのエニリチュクに到着⇒本当に街が存在。
- 佐藤さんのドローンを飛ばす⇒ほとんどの建物が廃墟。
- 建築途中でソ連が崩壊したため、そのままスケルトン状態で廃墟になっている。
- 当時の最盛期で3~4000人がここに住んでいたらしい。
- 炭鉱も未完成のまま。⇒炭鉱としてはほぼ稼働していなかった。
- 住居エリアはまるで軍艦島を思い出すと佐藤さん談。
色がかなりモノトーンというかセピア色風の景色になっていて、まさにFalloutの世界でした。
ゲームしている人にはわかる世界観です。
にゃん吉が初めてXbox360の「Fallout3」に触れた時の体感が蘇りました。
ゴーストタウン・エニリチュクに現在住んでいる人たち
- 人の気配を察したエリアを佐藤さんがドローンで発見。
- 近づくと歩いている人も発見。
- 建物からは電気の明かりが見える。
- 民家に宿泊。
- 家主のウランさんの話:30世帯・120人ぐらいが住んでいる。⇒父母はソ連崩壊で離れ、ウランさんは別な場所で誕生⇒父の意志を継ぐためにエニリチュクに戻った。
- ウランさんは野生動物の保護活動をしている。⇒ユキヒョウを守るために不法に狩りをするハンターを捕まえる。
- ユキヒョウは5~60頭ほど生息。
- ユキヒョウを違法で狩る人の目的は毛皮や骨を漢方薬にするため。
- 学校もある。⇒3歳から小学生の25人がロシア語や英語を勉強。
- エニリチュクは中国企業も入り、アメリカの支援で内職の仕事も増えているという。
- 9月でも零下な土地。⇒冬は雪で車もたぶん動けない。
- 実は中国企業が鉱山も再開しようとしている。
- エニリチュクは盆地のため雪が少ない。⇒だから旧ソ連は基地を作った。
廃墟と思っていたら現在も人は住んで生活をしているというパターン。
廃墟巡りの回の佐藤さんでは初めてではないでしょうか。
人を感じた途端に温もりを感じるというのを今回の映像で体感しました。
廃墟にもロマンがありますけど、人が生きていく姿には逞しさがあり勇気づけられます。
ちなみに佐藤さんは海外での廃墟では何かを感じることはないそうですが、日本の廃墟では体が重くなることもあるそうです。
この旅の続きは翌週に放送されました。
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