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クレイジージャーニー 大島托 世界の民族タトゥーを追いかけて106歳のレジェンドな彫り師のおばあさんが登場

 

にゃん吉です。


2023年5月29日放送の『クレイジージャーニー』の回は、民族タトゥー・アーティストの大島托さんでした。

 

日本では刺青のイメージがあるため、タトゥーには厳しい目を向けられがちです。
今回のクレイジージャーニーで取り上げたタトゥーは「民族タトゥー」と言われるものでした。

 

民族の文化的役割をになっている民族タトゥー。
それを知れてすごく感銘を受けた回です。


▽目次です▽

 

大島托さんが追いかけているのは「トライバルタトゥー」

大島さんが追いかけているタトゥーは、海外アーティストが入れているようなタトゥーとは異なる「トライバルタトゥー」というものになります。
何千年前、何万年前から現代まで受け継がれている伝統的な文化である民族タトゥーとのこと。

 

◆トライバルタトゥーの例

  • マルケサス諸島の先住民:戦士の御守
  • パナマ・エンベラ:女性を美しく見せる装飾
  • ニュージーランドのマオリ:結婚や出産の証
  • ボルネオ・ケラビ:裕福さの象徴


大島さんのインスタではいろんなタトゥーを見れます。

 

民族タトゥーは黒一色というのが特徴とのことでした。

 

さらに大島さんの取材の特徴は、ご自身の体に彫ってもらうことだそうで、大島さんご自身の体中にはいろんな民族タトゥーが刻まれてました。
ご自身でタトゥーを経験することで、刻まれていくタトゥーの痛みを含めて「感じる」ことを大事にしていました。

 

この体験を経て、日本を代表するタトゥー・アーティストになったとのこと。
「伝統を復興させているタトゥー」と大島さんのファンは言ってました。
そのこだわりがあるからこそ世界的に評価されています。

 

ちなみに顔にもタトゥーを入れている大島さんですが、顔認証は出来るとのことでした。
でも最初は「マスクを取ってください」という表示が出ていたそうですが、そのうち学習して大丈夫になったと言ってました。
おもしろエピソードですが、この顔認証の質問は松ちゃんがしてました。
さすが発想が違う(笑)。

 

今回の旅はフィリピン「伝説の彫り師に会う旅」

大島さんの今回の旅はフィリピンでした。
その目的は105歳の人間国宝に認定された伝説的な彫り師のおばあさん。
しかも現役とのこと。

 

105歳?
現役?
人間国宝??
…と凄すぎるワードが並びますけど、
大島さんはそのレジェンドなおばあちゃん彫り師にタトゥーを入れてもらうと言ってました。

 

そもそも105歳でタトゥーを入れられるというのが凄いです。
目も手も体も元気だということですよね?
彫り師ではなくても、現役で何かをされている105歳のおばあちゃんに興味津々でした。

 

インド・ムンバイで世界的タトゥーイベント「クラワールドワイド」 目的はバイガ民族のタトゥー

今回2ヵ所へ旅をされた大島さん。
まずはインドのムンバイへの旅でした。

 

  1. タトゥーの国際イベント開催。
  2. インドの田舎にいるタトゥーの部族が会場に来る。⇒大島さんはぜひ見たい!
  3. 20年くらい前のインドではタトゥーは貧乏人が彫るものという空気だったのに、世界規模のインターナショナルのイベント開催までに発展。
  4. インドの経済発展により伝統的な枠組みに縛られない中産階級の人が分厚い層になったため、インド内での空気が変わったと大島さん。
  5. 会場はネコスセンター。世界約15ヵ国、200人以上の彫り師が集まるイベント。
  6. その場で彫ってもらえる。最新デザインのタトゥーから伝統的なタトゥーまで様々。
  7. 家族連れも来場。
  8. 大島さんの目的は「バイガ」という民族のタトゥー。
  9. バイガはインド中央部に住む遊牧民で、数万年前から続くタトゥーが残っている民族。森からほぼ出ないと言われている。
  10. バイガの彫り師、女性のマンガラ・バイさんは代々のタトゥー彫り師。ただし、バイガ民族ではなくバイガにタトゥーを彫り続けている彫り師の一族。
  11. バイガのタトゥーは全身に入れる。手・足・背中・体の80%。
  12. バイガのタトゥーは年齢に応じて入れていく⇒最初におでこに入れて、手、肩、足。結婚式の前には全身に入れる。⇒出産後に胸から首にかけて入れる。⇒25歳までには全て入れ終える。
  13. おでこのタトゥーはカーストのマークでこれが決まり。
  14. 大島さん曰くバイガでタトゥーを入れるのはモテるため。また死後、肉体が失われた後も男性のモテ続けるとのこと。⇒タトゥーは肉体が滅びてもあの世に持っていけるという考え。

 

◆バイガのタトゥー

  • インクの材料:花の種から抽出したオイル。サルガムという野菜。
  • 細い針を6本束ねた器具にインクをつけて、手でタップしていく。

 

大島さんはバイガのタトゥーは入れませんでしたが、奥様が入れたとのことでした。

 

バイガ民族の数万年前というと、日本では縄文時代にあたります。
そんな昔からの伝統的なタトゥーというのであれば、にゃん吉も見てみたいとワクワクしました。

 

余談ですけど、タトゥーを入れる場面は見るからに痛そうで、にゃん吉は足のあたりがもぞもぞしました。
痛いのはコワイ!(笑)

 

100人の彫り師が暮らす「タトゥー村」

次はフィリピンのタトゥー旅です。

  1. フィリピンはカリンガ州にあるブスカランという山の中にあるのが「タトゥー村」。
  2. カリンガ族に105歳の現役彫り師のおばあさんがいる。⇒取材の前日に106歳になっていたことが判明
  3. ブスカランの山のふもとには大勢のフィリピンの観光客が押し寄せていた⇒目的はタトゥー。
  4. 村の多くは民泊に対応。荷物もふもとからロープウェイであげてもらえる。
  5. 現在のツアーパック料金:2泊3日2食付き、約6000円(ガイド料込)
  6. 伝説の106歳の彫し師ワンさんが作った「タトゥー村」。⇒ワンさんの人気で村が活性化。人口も回復し現在は約700人。
  7. 「タトゥー村」では100人が彫し師。
  8. 大島さんはワンさんの妹さんの孫・グレースさんと連絡を取り合う仲。
  9. 大島さんは自身の体、お腹の部分にグレースさんにタトゥーを入れてもらった。
  10. 大島さん曰く、古代のタトゥー技法で行われる最高峰の技術と絶賛。
  11. ワンさんのお父さんの代までは男性の彫り師だったが、ワンさんがお父さんから教わってからは女性たちのロールモデルとなり、女性の彫り師になった。
  12. タトゥー村でのタトゥーの意味は女性を美しく飾るもの。死後の世界に行っても飾ってくれる。
  13. 村の男性にはタトゥーはない。⇒かつてはタトゥーがあったが、それは人を殺めた証。⇒現在は平和なためタトゥーを入れる必要がない。

 

◆タトゥー村での材料

  • インクの材料は墨。粘り気を出すために芋やナスを使用。
  • 針はレモンの棘。


すべて天然素材を使用しているとのことでした。

 

大島さん106歳の現役彫り師のおばあさん「アポ・ワン・オドさん」にタトゥーを入れてもらう

今回最大の目的である106歳のレジェンド彫り師、アポ・ワン・オドさんにタトゥーを入れてもらうことでした。

 

ワンさんの映像がYouTubeにありました。

www.youtube.com

 

 

  1. ワンさんにタトゥーを入れてもらうのにすごい行列が出来ている。
  2. 人間国宝のワンさんが入れるデザインは1つだけ。「スリードット」のみ。
  3. ワンさんにタトゥーを入れてもらうには、600円のスティックを購入するだけ。
  4. 毎日100人以上が訪れる。この日は115人の人がワンさんにタトゥーを入れてもらいに来ていた。
  5. 15年前の2009年に、アメリカの人類学者・ラースさんがワンさんを取材し、ニュースが拡散されて衰退していた村が復活。
  6. 2016年には人間国宝に認定されたというニュースが出た。
  7. ワンさんがタトゥーを始めたのが1930年頃。⇒手先が器用だったため父がコーチしてくれた。
  8. この年齢で100人以上のタトゥーを彫っているが、疲れるが彫れるのが嬉しいとのこと。
  9. ワンさんの長生きの秘訣はシャワーは5日に1回、お米をたくさん食べること。
  10. レジェンドにタトゥーをいれてもらう大島さんは珍しく緊張していた。

 


ワンさんは村の人口が増えたことを喜んでいました。
人がいる賑わいって活気づきますからね。
教育機関も発達していて、英語も学べるようになったとも番組で言ってました。

 

ワンさんはこの取材の前日に106歳になったとのことでした。
計算をすると1917年生まれということになるのですが、「本当に?」と疑ってましたけど、実際に映像を見ると小さいお体を見る限り、そのぐらいの年齢と間違いなく感じました。

 

生きがいを感じているからこそ、手先も目も衰えず、現役なんでしょうね。
だからこそ「スリードット」という感じもしましたけど、それでいいんですよ。
レジェンドですからね。

 

106歳で現役であり村を救い、伝統を守ってきたワンさん。
めちゃくちゃカッコいいおばあちゃんでした。
いつまでもお元気でいて欲しいです。


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