にゃん吉です。
2023年6月19日放送の『クレイジージャーニー』の回は、国立科学博物館研究員の門馬綱一さんでした。
鉱物のスペシャリストということで、宝石を追いかける旅でした。
キラキラがたくさん見れるのかなということで、前回の予告の時から楽しみにしておりました。
にゃん吉も昔、海外にて宝石発掘ツアーみたいなのに参加してみたかったんですよね。
興味津々でした。
▽目次です▽
- 門馬綱一さんが鉱物に夢中になった理由
- 宝石の価値と一般価格での比較
- ブラジルのアメシストの街「アメチスタ・ド・スル」
- ブラジルのアメシスト鉱山「バヘイロ鉱山」へ
- 世界最大のトルマリン鉱山「アリカンガ鉱山」へ
門馬綱一さんが鉱物に夢中になった理由
門馬さんが鉱物に夢中になったキッカケは以下のとおりでした。
- 小学生の時に校庭を掘り返すと見たことがない石を発見。
- 教育用標本が使われずに片隅に捨ててあったのから、いろんな鉱物を見つけた⇒黄鉄鉱、方鉛鉱、方解石、金雲母など。
- 色が金色だったり、形が変わっていたり、それが石と知った時面白かったという門馬さん。⇒宝探しのような興奮!
この初体験での感動から、鉱物への興味は失われずに鉱物学の名門・東北大学へと進学され、博士号を取得。
そして、現在の国立科学博物館に就職したそうです。
やっぱり好きこそ物の上手なれですね!
素晴らしい!
あくなき探求心が現在も続いており、2009年には新種「千葉石」を発見されたとのことでした。
新種を見つけることが、門馬さんの「宝」だそうです。
まさにロマンですよね。
宝石の価値と一般価格での比較
宝石の価値を左右する要素を3つあげてました。
- 産出量
- 色・透明度
- 硬さ
これを基準とすると、やはりダイヤモンドが1番価値が高いとなるようです。
番組で例としてあげていた宝石を価格に置き換えて比較をしていました
- ダイヤモンド:200万円
- ルビー130万円
- サファイヤ:25万円
- トパーズ、アクアマリン:10万円
- トルマリン:7万円
- アメジスト:0.8万円
アメジストってダイヤモンドと比較したらこんなに違うんですね。
ビックリです。
ルビーが高いのは知ってましたけど、同じ鉱物のサファイヤとこんなに差が出るんですね。
そこも驚きました。
ブラジルのアメシストの街「アメチスタ・ド・スル」
門馬さん曰く、ブラジルではアメシスト鉱山が有名だが、どうして鉱山が出来たのか細かいところは謎なんだとか。
それを実際に目で見てみたいということのようです。
ちなみに、アメシストはアメジストのことで両方の呼び方があると言ってました。
- ブラジル南部の街・シャペコへ。⇒アメシストの街「アメチスタ・ド・スル」へ向かう。
- 街は鉱山の上にある。
- 街では使い終わった鉱山をレストランやプールで再利用。
- アメシストだらけの教会⇒壁一面がアメシスト。⇒街の人や鉱夫の寄付。⇒約1億円。
- アメシストの価値は色が濃いほど良い⇒黒く見えるぐらいがいい。
- 門馬さんは気になる石は所かまわずルーペで観察。
- 宝石店「カプラギャラリー」に行く。
- アメシストは玄武岩の中にメノウがあり、その内側にアメシストがある。
- 門馬さんの興味は美しい宝石ではなく、自然な石。
- オーナーのはからいで加工前のアメシストを見せてもらう。⇒門馬さんテンション爆上がり!
アメシストの教会は普通にキレイでした、
一度行って見たくなります。
紫水晶ですから、邪気も浄化してくれそうです。
アメシストの出来方に謎があると門馬さんが言ってました。
いまだにはっきり判明していないというのも面白いですよね。
これだけ学問が発達してますし、いろんな解析ができるというのに、門馬さんほどの学者でも謎だというんですから。
だからこそロマンなんだろうなと感じました。
ブラジルのアメシスト鉱山「バヘイロ鉱山」へ
- 鉱山では大きいアメシストを見たい&でき方を知りたい。⇒バヘイロ鉱山に向かう。
- この鉱山では月3tのアメシストを採掘。
- 今回爆発をさせて新しい鉱山を見せてくれることになる。
- 1回の爆破で進めるのは30cm⇒深く爆破するとジオード(アメシストを覆っている石の部分)が壊れてしまう恐れがある。
- 別な場所でかなり大きなジオードを見せてもらう。
門馬さんが見せてもらった巨大なジオードには、とてもきれいなアメシストがありました。
原石のままで64万円くらいだそうですが、それが宝石になれば何倍にもなるとのこと。
しかしアメシスト、綺麗でした!
スタジオでは松ちゃんがジオード割り体験をしてました。
すごく綺麗でしたよ。
世界最大のトルマリン鉱山「アリカンガ鉱山」へ
門馬さんはブラジルでもう1ヵ所の鉱山に向かいます。
それがトルマリン鉱山でした。
- トルマリンはアメシストの10倍以上の価値がある宝石。⇒いろんな色のトルマリンがある。⇒1番高価なのは青。
- トルマリンはアメシストのようにたくさん出る鉱物ではない⇒出る瞬間が難しい鉱物。
- トルマリン鉱山の街:ゴベルナドール・パラダレス。
- 向かうのは「アリカンガ鉱山」。⇒世界最大のトルマリン鉱山と言われている。⇒地中の空洞にある。
- アメリカのアリゾナ州ツーソンで毎年2月に開催される世界最大規模の鉱物マーケット「ツーソンミネラルショー」で、展示されたここの巨大トルマリンは10億、20億という値段だった。
- アリカンガ鉱山に到着すると、特別に重さ18kgのトルマリンを見せてもらう。
- アリカンガ鉱山で発掘された最高のトルマリンは、アメリカのジョージア州の博物館にある。⇒高さ60cm、重さ45㎏のトルマリン⇒そのトルマリンの保険は1億円。
- 鉱山内には垂直に見えるような深さ40mの階段がある。
- 鉱山の中にリチア雲母の脈状を追いかけてトルマリンを見つけていく。⇒リチア雲母の中に上質なトルマリンが入っている可能性が高い。
- リチア雲母はリチウムを主成分に含む雲母。
- リチア雲母が粘土状になっているとトルマリンが出てくる確率が高くなる。
- 門馬さんはリチア雲母から小さなトルマリンを発見!
- オーナーから採掘場でトルマリンが出そうと報告が入り、それを見せてもらうことに!
- たくさんのトルマリンが発掘⇒中には青いトルマリンも!
- 数分間で出てきたトルマリンは数百万円相当。
宝石はいいですね!
原石とはいえ、キラキラしているので心も晴れやかに。
自分の物にはならないんですけどねw
次回は門馬さんの新種発見旅になるようです。
見つかるのかな?
宝石の旅、また見たいです。
ところで、岡山県で発見された辺見石(へんみせき)は紫がかった深い青の鉱物らしいのですが、世界中で岡山県でしか見つかっていないと門馬さんが説明されてました。
そういうのが発見できるといいですよね。
ロマンがある。
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