にゃん吉です。
2020年1月19日放送の『ザ・ノンフィクション』を見ました。
タイトルは「私って嫁ですか 妻ですか ~農家に嫁いだ友紀子の結婚~」です。
農家に嫁いだ女性、岩立友紀子さんのお話でした。
新しい形での農家のお嫁さん風ではありましたが、久しぶりに面白い回で、見た時からこれは賛否(否多め)なんだろうなぁと即座に感じました。
見た感想を語ります。
▽目次です▽
岩立友紀子さんは農家専門の婚活サイトを運営
番組でも紹介されていましたが、岩立友紀子さんはご自身で農家専門の婚活サイトを立ち上げていらっしゃいます。
ライタイRaitai(ライタイ)という農業を営む男性と女性の出会いの場を提供しています。
岩立友紀子さんご自身が農家と嫁いだことで、農家に嫁いでもらいたいという思いの元婚活サイトを設立され、実際にご結婚されたカップルもいらっしゃるとのこと。
番組では15組誕生したと言ってました。
この活動は素晴らしいと思いますし、実際に農家に嫁いだからこそわかる面もあるでしょうから、良き相談者にもなっていただけそうです。
岩立友紀子さんを否定するつもりはないけど…いろいろ凄かった…
今回興味深かったのは、上記の面ではありません。
岩立友紀子さんの考えや行動が荒唐無稽すぎて、驚きの連続だったからです。
簡単に明記するとこんな流れでした。
- 岩立友紀子さんは農業を営む男性と結婚をしたが、農家の嫁としてではない。
- 農業は一切しない。
- 子どもは嫌いなので欲しくない。
- 昼の12時頃に起床→日中は針治療などで体のメンテナンス→夕方からママさんバレーに参加。
- 家事は得意ではないので、したくない。
- 実は農家の人と女性の出会いの婚活サイトを運営しており、それが本業。
- 旦那様は友紀子さんのスタンス、生き方を尊重している。
- 出会いの場として上野にBar「ALLY」を出店する。
- Barの資金援助は旦那様。初期費用に130万円かかる。
- 初日の開店ギリギリまで店内が整わないまま、お客さんが来てしまう。
- あまりの多忙で鼻血を出してしまう友紀子さん。
- 1日の売り上げ目標は6万円だったが、賑わった初日で2万5千円の売り上げだった。
- 2日目からはお客が来ず閑古鳥。
- 目の不調があり「緑内障」を疑われ、眼科で検査することに。
- 目が見えなくなるかもしれないという不安にかられる友紀子さん。旦那様に家事の件で八つ当たり。
- 眼科での精密検査で「緑内障」ではないと判明。
- 友紀子さんに心境の変化の兆しが見える。農家の嫁いで、地域の方と密着しながら農業にも携わっている女性の生き方を知り、感銘を受けている。こういう事例ももっと発信していきたいと決意。
- Bar「ALLY」は全然お客が来ないため、1ヵ月半で閉店。
- Bar閉店後家事が嫌いな友紀子さんが旦那様のために昼食を作る。
- 旦那様曰く「(昼食を作ってもらえるのが)とてもレアなこと」
- ある時、岩立家で婚活パーティーを主催。実際農業体験もしてもらうために企画。
- 天候が悪くなりそうな日。晴天のうちに収穫をする岩立家。そこに友紀子さんも登場。初めての農作業手伝い。
- 岩立家の旦那様のご両親談。「昔は家に嫁いだけど、今は人に嫁いできている」「嫁に甘すぎると言われていた」
- 結婚して6年。子ども嫌いの友紀子さんが子供が欲しいと言い出し、突如妊活を始める。
- 友紀子さん曰く、農家に嫁いだ時点で後継ぎのことは覚悟をしていたとのこと。自分がやらされているというのではなく、自分のタイミングでやりたかっただけ。
- 妊活はいきなり人工授精を選択。排卵日に行為が出来ないこともあるため、人工授精にした。旦那様の納得。
- 人工授精は4回頑張ったが上手くいかず。人工授精は一旦やめるが子作りは諦めない。
- 友紀子さんの婚活サイトで新たなカップル誕生。農業に精を出す奥様。
- 友紀子さんが旦那様と朝早くから出掛けて畑を耕す。農作業の手伝いをしている。
- そんな友紀子さんは新しいことを考えていた。それが「Barプラス宿泊施設」。元々ゲストハウスをやりたい夢があったというのが理由。
非常に内容が濃かったです。
しかもかなりのとっちらかりぶりです。
最後のオチが漫画みたいで吹き出しちゃいました。
きっと番組のディレクターさんも驚いただろうなぁ。
全然反省してないやんって(笑)。
ご理解のある旦那様だからこそ友紀子さんはのびのび
今回見て思ったのが、旦那様は友紀子さんの生き方を全然否定していないということ。
VTRで流れていない場面では、夫婦の葛藤もあるのかもしれませんけど、嫌な顔1つ見せずに友紀子さんを見守っていました。
旦那様は友紀子さんがよく叩かれるそうなのですが(笑)、それを守ってあげたいとおっしゃってました。
そうか。叩かれているのか。。。
わからんでもない。
また旦那様は友紀子さんとの人生が楽しくて仕方がないというようなこともおっしゃってました。
いいご夫婦なのでしょう。
友紀子さんの猪突猛進ばかりがクローズアップされますけど、農業婚活サイトはちゃんと頑張っているようでしたし、夫婦円満ならそれが1番。
気になるのはやるなら自分の力でやって欲しい
友紀子さんはものすごく行動力があって、それをすぐに実行しますし、ダメな時の決断力もしっかりしています。
ただもう少し考えた方がいいようにも思います。
Barを出店した時に1ヵ月半で閉店しましたけど、見込みがないことに決断をする潔さは買いますけど、そもそもこのお店の資金はご自身ではなく旦那様からということでした。
てっきり婚活サイトの運営での稼いだ資金かと思いきや、旦那様のお金を当てにしちゃっていたのが、とても残念でした。
最終的には、おそらく150万円近い損失を出していると思いますけど、最後に「Barプラス宿泊施設」をやりたいと言い出していて、漫才のオチかと思いましたよ(笑)。
もし本当に「Barプラス宿泊施設」をやるのであれば、自分でしっかり資金を貯めてやって欲しいかな。
旦那様に頼らず、友紀子さんの力でやって欲しいです。
これくらいのバイタリティがあって、メンタルが強いというのは友紀子さんの最大の魅力なのかもしれません。
旦那様はそういうところに惹かれているのかも。
このVTRのとおりだとかなり周りを巻き込むタイプに見えますけど、実際はどうなんでしょうね?
人との繋がりが大事な仕事を友紀子さんはしているわけですから、しっかりした部分もお持ちでしょうし、そうだと思いたいです。
友紀子さんは柔軟というか、コロコロと考えが変わるので、最終的には一生懸命な農家のおかみさんになっているかもしれないですね。
久しぶりに面白かった回でした。
ところで、『ザ・ノンフィクション』のテーマ曲「サンサーラ」が竹原ピストルに変わってました。
いつからだろう。
▽こちらの記事もどうぞ▽