にゃん吉です。
録画していたザ・ノンフィクションを見て、なかなか興味深い回だったので感想を残しておきます。
タイトルは「あっちゃんと翔平」でした。
久しぶりにザ・ノンフィクションらしさが全開で、見ている側としては引き込まれていく感じでした。
ただし、決して気持ちの良さはないです。
人間らしい気持ちの変化、エゴ、考えの甘さの出た「ザ・人間模様」を見させられた、というのが率直な感想です。
あまりに強烈だったので、ネットで調べてみるとインタビュー記事を見つけました。
6月16日の記事なので、ザ・ノンフィクションに合わせた感じでしょうか。
「あっちゃんと翔平」は、子供が欲しい女性(あっちゃん)が男性(翔平)に頼んで妊娠をし出産をします。
その後徐々に男性に気持ちが傾いていき、男性を自分の元に引き寄せようとしていく様が映しだされてました。
あっちゃんの子宝大作戦はなかなか凄かった
あっちゃんは幼少時代の家庭不和の経験から、結婚をしたくないという強い意志のある女性でした。
だけど、子供はが欲しいと願っていました。
そこで、シングルマザーの道を選ぶのですが、結婚はしないので、子供を産むための精子の提供者を探します。
紆余曲折を経て、翔平さんと出会い、子供を欲しいことを告げます。
その時の条件が、これでした。
- 認知はしない。
- 養育費はいらない。
- 同居はしない。
「迷惑はかけません」と言ったそうです。
翔平さんはこの条件をのみ、あっちゃんは子宝に恵まれます。
そこからは、長屋に住んで子育てを手伝ってくれる方々と、あっちゃんのママ奮闘記になるんだと思ってました。
変わった生き方だけど、シングルマザーで頑張るだろうなぁ、と。
だけど、全然違いました(笑)。
強くて頑張るシングルマザーではなく、単なる翔平さんに恋するあっちゃん物語
「選択的シングルマザー」がテーマでもあったのですが、そんなところはもはやうやむやになるほど、あっちゃんの翔平さんへのアタックが凄かったです。
しかも、質が悪いのが、翔平さんを好きになってしまっている自分に素直になれないこと。
完全に拗らせた恋心で迫りまくってました。
翔平さんも意志の強いタイプではないので、ふらふらと流されていくのがもはやなんとも言えません。
猛烈に強いかかあ天下と尻に敷かれる旦那の図です。
ある意味お似合いだとは思いますけど、それは翔平さんがあっちゃんを好きになれば、の話。
画面からは、どうもあっちゃんを女性として愛するまでには行っていない感が表れてました。
人間的には好きなんでしょうけどね。
見ていると、あっちゃんへの応援より、翔平さんに「ちゃんと考えないと危険だよ!」と言いたくなる感じでした。
条件はどこへやら。完全に彼女気どりなあっちゃん
ある日翔平さんは、別の女性と知り合って寝てしまったのですが、それをあっちゃんが知ってショックを受けます。
それを知った経緯も怖い。
スマホを勝手に見たんだとか。
見る必要ありませんよね。
たとえ夫婦でも、恋人でも人の携帯は見てはいけないです。
勝手に見てしまうあっちゃん、怖いです。
そして、条件では「迷惑をかけない」と言っていたのに、翔平さんを束縛しようとしてました。
翔平さんは「これ浮気なんですかね?俺悪いんですかね?」と腑に落ちない状態です。
いや、これに関しては浮気でもないし、全然悪くないと思う。
だけど、そもそもよく考えないで、妊娠の手助けをしたことが間違いなのでは?
あっちゃんは「裏切り」だと断言してましたけど。
だけど、翔平さんと結婚したいとは言わない。
視聴者があっちゃんに感情移入出来ないのは、こういうところです。
別れたくないのに拗れ女子なあっちゃん
ドキュメンタリーの最後は、浮気(!?)と今後についての話し合いの場面でした。
すでに、カレカノ状態な会話がカオスでした。
あっちゃんは、翔平さんが関係を持っている女性と本気なら、「わたしたちはいなくなる方が適当なんじゃないかな」と告げます。
いやいや、完全に束縛でしょう。
あっちゃん、あなた迷惑かけてますやん!
そして、翔平さんは今後を考えて、別れを切り出しました。
あっちゃんも「そうしよか」と同意します。
おお!
翔平さん、ホッとした顔してる。
よかったじゃん、と思った矢先。。。
「もったいないねぇ」とあっちゃんが言い出しました。
この関係を簡単に捨ててしまうのは勿体ない、という謎理論を繰り広げます。
あっちゃん、怖いです。
もし別れたくないなら、「好きになっちゃったから別れたくない」って言えば可愛げがあるのに、遠回しに攻め立てるのが拗れすぎてて痛い。
ホラーだった付箋攻撃
たぶん見ていた人が引いた瞬間だと思います。
別れたくない一心なのに素直じゃないあっちゃんは、1時間以上も粘った挙句に、付箋を取り出して、父親の役割を書きだします。
- あっちゃんのパートナー
- ひかりちゃんのお父さん
- 遺伝子お父さん
- 戸籍上のお父さん
普通のお父さんは全部が当てはまりますが、翔平さんにとってはどれが当てはまるのかを聞いてました。
必死なあっちゃんは、①②③は翔平さんだと伝えます。
翔平さんの答えは「③遺伝子お父さん」のみ。
あっちゃん、コテンパンにやられましたけど、まだめげません。
そこで、今後どうするかを再確認していきます。
これも付箋に書き出しました。
- 必要があれば会う
- 月1回定期的に会う
- 年1、2回定期的に会う
- 今後会わない
翔平さん、今までの気持ちとしては②の月1回の気分だったようですけど、拗れてる状態に逃げ腰なため、④の今後会わない方がいいのかな、と感じてました。
あっちゃん、作戦を計算中(笑)。
で、さっきのもったいない作戦を再度仕掛けてました。
2時間粘っても、「③遺伝子お父さん」で、「必要があれば会う(会いたい時に会う)」だったようです。
いやー、本当にホラーでした。
翔平さんも何も考えずにここまでに至ったのが悪いとは思いますけど、あっちゃん怖すぎ。
母は強いから、今後もぐいぐい押し切っていきそうです。
翔平さんに彼女が出来たら乗り込んでいきそうな勢いを感じましたが、拗れててプライド高そうなのでそこまでするのかは疑問です。
素直になって、ダメ元でもいいから翔平さんと結婚してみたらまた変わってくると思うんですけど、あっちゃんには難しいのかな。
今回見て思ったのが拗れ女性は怖い、ってとこでしょうか。
ドキュメンタリーでは、翔平さんとのことだけがクローズアップされてましたけど、あっちゃん自身はいい子なんじゃないのかなと思ってます。
そうじゃないと長屋で持ちつ持たれつは出来ないでしょう。
大阪という人情の厚い土地柄もあるのかな。
続きありそうなので、どうなるか見てみたい。
完全に野次馬ですけど。
それにしても、あっちゃんも翔平さんも名前も顔出しもしていて、すごいなぁ。
いろいろ引き返せない感がありあり。
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