にゃん吉です。
昨日のワールドビジネスサテライトの名物「トレンドたまご」から、面白いニュースがありました。
なんと、犬のフンを燃料にして、ランプ(街灯)を灯すというのです!
凄くないですか!?
番組見ていた時、「もしや犬のフン?」「まさかね…(^_^;)」って思っていたら、そのまさかだったのです!
開発したのは、イギリスはウスターシャーという地域でした。
ウスターシャーって全然知りませんでしたけど、「ウスターソース」発祥の地だとか!
そこで犬のフンを利用して、ランプの明かりを灯す開発がされました。
すでに愛犬家に利用されているメタンガス発生のための専用袋
ランプに明かりがつく仕組みはこうです。
専用の袋に糞を入れ、それを専用の機械にいれてハンドルを回すと、機械の中のタンクで「バクテリアが分解」して「メタンガスが発生」し、「ランプに明かりがつく」というものでした。
メタンガス発生のための材料が犬のフンですから、持ち込んでくれる人が大勢いるそうです。
糞回収の専用袋は、愛犬家にはすでに御用達となっていました。
糞の後始末を考えると、それがいいことに利用されるというのであれば、ぜひ協力したいですよね。
その精神がこの機械を支えているようです。
番組の中での利用者のインタビューでも、「ゴミが役立つ」上に、街も綺麗になるという利点を話してました。
糞の始末を適当にしている人もいるのが、糞を回収してくれるということで意識も変わってきたそうです。
私なんて、糞は肥料以外に使い道が思い浮かびません。
確かにもっともいらないゴミの中のゴミです。
それが世の役に立つというのであれば、糞の回収に協力したいというのも自然な流れです。
イギリスでは年間70万トンもの犬のフンが出るそうです。
本当にランプに明かりがついた!
番組では、実際の明かりも見せてくれました。
柔らかく暖かみのある優しい光です。
古き良き時代のイギリスっぽい明かりですね。
あくまでも私のイメージですが。。。
ランプの開発者は、サイト・デザインのブライアン・ハーパー氏という方でした。
ブライアンさんによりますと、今までゴミでしかなかったこの糞が、これからは価値のあるものになる、とのこと。
しかも、糞の状態はなんでも大丈夫とか。
硬くても、柔らかくても問題ないそうです。
すでに世界中から注文殺到!
このランプの価格は、1台90万円前後だそうです。
犬の糞処理に悩む世界中から注文が殺到とのこと!
これに注目が集まるのはわかります!
ヨーロッパ、特にフランスのパリの犬の糞問題は深刻ですよね。
番組でも指摘されてました。
私もパリに初めて行った時、「花の都」よりも犬の糞の多さに驚いた記憶があります。
ま、それもすぐに見慣れるんですけど。
人間の慣れってスゴイです。郷に入ったら郷に従えですね(笑)。
でも、犬の糞を踏んでしまったことが一度あり、ガックリしましたけど。
ニオイが。。。(^_^;)
今年日本にも来るようで、東京に設置される予定だそうです。
都内のどこに設置なのかな?
人糞でも可!でもニオイ問題も…
犬以外にも猫や牛、なんと人間のものでも、生ごみでも、メタンガスが発生するものであれば大丈夫とのこと。
これは凄いなぁ。
まだまだ小さな手動機械でしたけど、もっと自動化されていけば、ゴミが燃料になっていくということですよね。
夢は大きい!
ただこの機械、専用の袋を使用して、かなり押し込んでガスを発生するのですが、やはり少し臭いがほのかにするようです。
この辺り、日本の消臭力(商品名にあらず)という技術で補えないでしょうか。
手動の機械でアナログちっくではありますが、いろいろ改良を重ねていくと、ゴミが燃料というエネルギーに変わる日も近いのかもしれません。
環境にもいいですし、開発されていくと面白いです。
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