にゃん吉です。
一つ前の記事で、TOKIOの元メンバー山口達也の強制わいせつ事件の一連の事務所の対応に、チクりとお話しました。
そうしたら、このタイミングで、ジャニーズ事務所のジュリー副社長の記事がネットニュースで読むことが出来ました。
私が読んだのは、デイリー新潮さんちの記事です。
これを読む限りでは、ジュリー藤島副社長の判断の甘さです。
もしかしたら、擁護のような記事なのかもしれませんけど、経済ニュース好きな私から見れば、擁護を感じるよりも経営判断力を疑うレベルでした。
今後、ジャニー社長の跡継ぎであるジュリー副社長が社長になるのでしょうけど、こんな判断ミス連発で大丈夫なのでしょうか。
…と遠巻きながらも思ってしまいます。
娘を持つ母親でもあるジュリー副社長
ジュリー副社長には、お嬢さんがいらっしゃるそうです。
娘を抱えた母親でもあるにも拘わらず、性犯罪を軽く見ていたのでしょうか。
ここも疑問でしたが、記事によりますと、最初は厳格な処分を決断していたというのです。
人の親としては、ちゃんとした判断が出来ていたのです。
それがなぜか、後手後手の迷走ぶりの挙句、ようやく山口氏を契約解除という決断をしました。
ワイドナショーで松本人志さんが言ってました。
事務所は嘘でもいいからすぐに「解雇」というべきだった、と。
そうなんです。
まずは、「解雇」ありきだったのです。
その上で、数年間(3年以上の長期間は必要)は表舞台から去って、機会を伺った方がよかったのです。
もちろん、反発する世論の声もあるとは思いますが、半分くらいの人は時間で記憶が風化するので、許してくれる人も多いと思います。
更生したなら、許そう。
そういう時期が来ることも可能性としては、あったはず。
なにを守るべきかの優先順位が大事
企業では問題が生じると、まず対策を練るために大なり小なり会議が行われます。
影響が少ない場合は、当事者だけで済ませることも当然あります。
ですが、影響が大きいと感じた場合は、被害が拡大しないように、風評がひどくならないうちに、鉈を振るう必要もあります。
その決断力、判断力によって、その後の企業の価値を決定づけるからです。
残念ながら、ジャニーズ事務所には、そういう判断力、決断力が欠いていた、ということが露呈してしまった状態です。
しかも、危機能力も欠如しているという、二重苦です。
ちゃんとしたブレーンがいないとダメになるだけ
ジャニーズ事務所は、良くも悪くも、ジャニー喜多川社長で持っている事務所です。
抜群のタレント発掘能力と育成に秀でた素晴らしい社長なんだと思います。
これが、ジャニーズ事務所の一番のウリでしょう。
そう考えた時、まず、この天性の発掘能力を引き継いでいる人物が、今後のジュリー副社長が社長に就任した際に、存在するのかどうか。
次はさらに現実的なお話です。
今回のような重大な事件が起きた時、またスキャンダルが生じた時、きちんとした判断力で決断出来るのかどうか。
少なくても、今回の山口氏の事件には、そういうしっかりとしたブレーンが不在に思えました。
さらに、記事を読む限りでは、ジュリー副社長には危機を感じる能力、判断力がないことが露呈しましたので、自身の配下にそういうブレーンが必要となります。
正確には、危機感はあったようですけど、判断を鈍らせて、誤った決断をしていた、ということです。
経営者としては、致命的な欠点だと思います。
その辺りが、今後の大きな課題となるでしょう。
一代目がカリスマ的社長の場合、二代目が会社をダメにするというのは、よくある話です。
ジャニーズ事務所がこれからも華々しく表舞台で輝いていけるのかどうかは、社内の優秀な人材確保に尽きる気がします。
優秀な人材は、どこの企業も欲しいですけどね。
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