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ザ・ノンフィクション「お母さん、隠しててゴメン」しじみ元セクシー女優の苦悩と母の愛

にゃん吉です。

9月16日のザ・ノンフィクションを見ましたので感想です。
今回は、元セクシー女優・持田茜さんが、現在はしじみさんと芸名を変えて女優として生きる苦悩と、家族との断絶の話でした。
タイトルは、「お母さん、隠しててゴメン」です。

 

見応えがありました!


A〇女優(以下セクシー女優)というのは、やはりリスクが高い職業である部分と、その家族や現在の彼氏の話など、知りたくてもわからないまさに裏事情なところを少し見ることができたからです。
その世界とはいえ輝かしい過去を捨て去り、一般の女優として歩む人生はそう簡単なものではありません。
女優としては完全に無名の役者ですし、元セクシー女優という色目でも見られがちだったのだろうと思いました。
そういう部分も垣間見れた気がします。


タイトルがすでに泣かせにかかっているので、今回も泣けるのかなと想像しましたが、しっかりと泣けました。
母の愛は凄いです!


杉田かおるさんのナレーションが素晴らしかった!
淡々としつつも、時折芝居心の出る絶妙なナレーションだったなぁ。
上手い女優さんです。

 

元セクシー女優・持田茜さんと森下くるみさん

持田茜さん森下くるみさん


男性であれば、結構知っている方が多いのではないでしょうか。
本当に人気があったセクシー女優さんです。


今回のメインとなったのは、持田茜さんの方です。
今も女優さんとして頑張ってらっしゃるんですね!
芸名もしじみさんと改名。
島根県の名産から取っているそうです。


そして、森下くるみさんがしじみさんの相談相手として登場!


ご結婚をされご子息にも恵まれて、幸せな家庭を築かれているんですね。
さらに、現在は小説やエッセイを書いているんだとか。
全然知りませんでした。


でもくるみさん、貫禄でましたね!
さすが母は強し!!

 

森下くるみさんの発言がいちいちカッコよかった件

結婚されているくるみさんですけど、旦那さんはくるみさんのすべてを受け入れる人だったとか。
そうじゃないと無理ですよね。


森下くるみさんが迷えるしじみさんに放つ発言が名言の連発でしたし、一般人である私たちにも感銘を受ける言葉でした。

  • 結婚したから露出を控えようとか面倒だし、今から控えても意味ない
  • いずれバレる。ごまかしている部分は、やっぱりわかる。
  • 家族からしたら、娘に迷惑をかけられているという立場なので、(しじみさんの活動に否定的なのは)それはしょうがない。
  • 受け入れてもらえないっていうのも、自分の中で理解しないといけない。
  • 一から十まで全部理解されるって思わない方がいい。
  • 安い仕事はするな。金額的なことだけではなく、安請け合いもしてはいけない。
  • 息子が将来お母さんがセクシー女優だったことを聞いてきたら、話すに決まっている。「何か悪いことしたかよ?」って言う。そうじゃないと無理だし、ちゃんと話す態度でないとダメ。

 

たぶんくるみさん自身も過去には悩まれたり、迷われたりしたことがあったのでしょう。
だからこそ、自信を持って言えるようになったんじゃないかな。
初めから強い人っていないですからね。


経験が人生観を変えてくれると思います。

 

佐倉萌さんの発言もカッコよかった件

今回の回は、しじみさんが迷える子羊だったためか、相談相手の人がとにかくカッコよかったです。
佐倉萌さんというピンク映画に出演されている女優さんの発言も素晴らしかった。

  • 「脱ぐ仕事はするな」という彼とは別れればいいんじゃない?そんなの簡単な話。
  • 今まで、「脱ぐ仕事はするな」とは言われたことがない。そういう人と付き合ってこなかった。
  • 独占欲の強い彼だと(この仕事を続けるのは)無理。映画館に喜んで観に来てくれる彼とか、もしくは全く興味ないか。
  • こういう仕事をしていれば、わかっている人と出会うはず。どうやったら「脱ぐ仕事はするな」というタイプと出会うのかが不思議。


佐倉萌さんも結婚されて、お子さんがいらっしゃるとのこと。
やはりここでも母は強し、でした。


一本筋が通っているから、発言にブレがないです。
それが画面を通じても心に響きました。


しじみさんは優しいから、心が弱ったり、迷っているときに彼と出会ってしまうのかな、とも思ったり。
価値感がある人とでないと、一生つきあっていくというのは難しいです。
結婚は一生のつきあいですから。


杉田かおるさんのナレーションで、「覚悟がないと続けられない仕事。あなたには覚悟があるの、と言われた気がした」という部分は、しじみさんの心の揺れを上手に表していたと思います。

 

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彼氏との今後が気になるところ

脱ぐ仕事に否定的な彼氏。


この彼氏の気持ちはよくわかります。
佐倉さんの言うところの「独占欲の強い」という部分にあたるのでしょう。


やっぱりね、自分の好きな人は自分にだけ気持ちも身体も向けていて欲しいって思うもんなぁ。
嫉妬ですね、嫉妬!


しじみさんはなかなか彼氏にピンク映画に出演していることを告白できなかったけど、言えてよかったと思う。
これで離れていく彼であればそれまでだし、認めてくれる人なのであれば、ゴールインということもあり得るでしょう。
そういう意味でも告白は大事でした。


その後2人はどうなるんでしょうね?
気になります。 

断絶状態だった家族との絆と母の愛

今回は2つの核がありました。
1つは、ピンク映画や舞台で女優として生きていく覚悟を決めること。
もう1つは、セクシー女優としての出演により家族とほぼ断絶状態の修復。


厳格というか、真面目そうな家庭で育ったしじみさんは、中学2年の時に些細なことで母親とケンカをして、その後も反抗期が続いて家を飛び出し、ビデオに出演するようになったそうです。


軽い気持ちで出て、家族に知れ渡ることなど決してないと高を括ってましたが、持田茜さんは人気のセクシー女優になってしまい、家族にも知られてしまいます。


その後は妹さんの結婚式も祖父母の葬式の呼ばれず、いない者扱いだったとか。
好き勝手に、自分勝手に生きてきた代償がありました。


確かに自分の娘が「セクシー女優になった」と聞かされたら、親としてはショックが大きいです。
家庭の環境にもよるでしょうけど、私だったらなかなか受け止めることは出来ないと思います。
大事に育てた娘が、見ず知らずの男性の好奇の目に、性欲の対象にされていると知ったら、尋常じゃない衝撃を受けますよ、そりゃ。


ほぼ最後の方でしたけど、お母さんとの再会の場面からは胸にぐっと迫るものがありましたし、ちょっと泣けてきました。
お母さんのしじみさんを思う気持ちに感動したからです。


ここでも母の愛は強し、です


ピンク映画の出演のことを具体的に言い出さなくても、しじみさんのSNSチェックをしているお母さんからしたら、わかっているんですよね。
でも、娘がやりたいこと、成し遂げたいこと、夢のことを応援するわけです。


娘を思うお母さんの言葉は重いかったです。
「自分でそれを選んだのなら真っ当しなさい。やるって決めたのなら、真っ当しなさい。それぐらいの根性はあるはず」


素敵なお母さんじゃないですか!
家族のLINEグループにも入れましたし、よかったですね、しじみさん!!

 

親は年を取りますから、今のこの段階で家族と絆修復できたことは大きな意味があると思います。
いつかちゃんと親孝行できるといいですね。

 

好きなことで生きていくには覚悟が必要

番組の冒頭でも言ってましたが、舞台出演のギャラは1回の出演で4,000円とのこと。
その一方で、セクシー女優のエキストラ(裸なし)は、1回20,000円くらい。


セクシー女優をすっぱりと切って、ピンク映画系と舞台で今後どのくらい貰えるのかは、しじみさんのステップアップにかかってます。
準主役になることができたと喜んでましたけど、いつか主演が取れるといいですね。
そして脱がなくてもいい女優になれる日がくることを楽しみにしたいです。


そう思わずにはいられないしじみさんでした。

 

人生に迷いが生じることは誰にもあること。
それをどう自分なりに昇華させ、投影させることができるのか。
いいことばかりではなく、諦めるという選択が必要な場合もあります。
そういうことを改めて考えさせられました。

 

何事も好きなことで生きていくには、それ相当の覚悟がないと難しいです。
生き残るのは至難の業です。


それを理解しつつも、すごく応援したくなる後味のいい回でした。
しじみさんの映画、見てみたいなぁ。
R15での上映もあるんですね。
知らなかった!

 


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