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ザ・ノンフィクション「母の涙と罪と罰」母の愛の深さが心に響いた

にゃん吉です。


録画していたザ・ノンフィクションを見ました。
今回は、元ヤクザの中年男性が信仰を通じて更生していった話でした。
タイトルは、「母の涙と罪と罰」です。

 
すでにタイトルからして、ちょっと感動させる気満々な要素満載だったので、大丈夫かなと思ったら案の定、目に涙が。。。
親の愛情ものや親が子供を思う話は、年を取ったせいなのか非常に弱いです。


今回のお話は、元ヤクザだった遊佐学さん。
現在43歳です。


もう一人、タカシさんという若者の元ヤクザにもスポットが当たってましたが、今回は学さんがメインでした。

 

遊佐学さんは暴走族からヤクザへ。覚せい剤にも手を染める

少年時代から有名な悪で、中学時代からタバコやシンナーを吸い、暴走族のリーダー格になっていきました。
18歳で覚せい剤に手を出し始めます。


その後、24歳でヤクザになります。


ヤクザ時代の過去話をする学さん。
その話は淡々と普通の会話にように話されてましたけど、内容はハード。


ヤクザ時代に覚せい剤を覚え、クスリ漬けの日々を送っていたそうです。
その時に出会っている体目的の女性も、クスリ漬けにしてしまったとも告白されてました。


その女性、今はどうされているんでしょうか。
学さんも女性には申し訳ないことをしてしまった、と気に掛けてらっしゃる様子でした。
罪のない一般人をも巻き込んだ、かなりの極悪ぶりだったようですが、学さん自身もどんどんクスリに溺れていきます。


完全にクスリでおかしくなっていった学さんは、幻聴したり、幻覚が見えていたそうです。
包丁やナイフを持って、歌舞伎町をふらついていたんだとか。


その後マンションから一歩も出ず、ずっとクスリの日々だった学さん。
そして、ついによくわからないままマンションの5階から転落してしまいました。
自殺ではなく、転落です。


雑音が聞こえなくなり、蝉の声だけがしている中で、孤独と恐怖が襲い掛かってベランダに逃げた結果でした。
覚せい剤の恐ろしさが垣間見れます。怖い。

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母の悲しみ

学さんは父、母、妹の4人家族でした。
父は2年前に他界し、妹さんは結婚されているそうです。


母は現在一人暮らしをしています。
このお母さんの愛情が凄かった。


お母さんは仕事が忙しくて、学さんに構ってあげられず、その間にどんどん悪くなっていった言って、「私の育て方が悪かった」と涙ぐんでました。
反省するお母さんの姿は痛々しくて見てられません。


ビルから転落して時、お母さんは泣くしかなかったそうです。
ショックと悲しみからでしょう。


この事故で学さんは右足が動かなくなりました。
5階から飛び降りて、よく助かりましたよね。
それでも、お母さんは学さんの右足が不自由になってしまったことに対して、どこかご自身を責めているように思えました。

 

キリスト教との出会い

転落事故の後逮捕され1年半の刑期を終えてましたが、覚せい剤に再び手を出してしまいます。
そして、再び逮捕されてしまいました。


逮捕されたことは、学さんのご両親にとっても衝撃でした。
右足が不自由な体の原因となった覚せい剤に再び手を出してしまって、しかも2度目の逮捕をされてしまったからです。


学さんは寂しさと孤独から、再び手を出してしまったと言ってました。
どん底の人生からは抜け出せないという絶望感からのように思えました。


そんな中、元ヤクザでキリスト教の牧師になった方の本に出会います。


学さんにようやく光が見え始めます。
信仰によって、やり直せるかもしれない、と。


キリスト教でよかったですよね。
冗談ではありません。
胡散臭い宗教も世の中にはたくさんあり、こういう心が弱った時に忍び寄ってきますから。

母の愛情

刑務所に入っている時に、お母さんはこう思っていたそうです。
「刑務所に入っていれば、悪いことをしなくてすむ。」
こんなことを親に思わせてしまう時点でダメな子供ですけど、親にとっては大事な息子です。


真っ当な人間に生まれ変わった学さんには、お母さんの愛情をよく理解してました。
どんな悪いことをしても見捨てなかったという、親の愛情を感じる、と。


そんなお母さんの宝物が、出所した時の学さんの手紙。
こういうのはイカン!
絶対泣けてくる。


母の愛情を深く感じるシーンでした。
その後お母さんもクリスチャンの洗礼を受けました。
息子の頑張っている姿に心が動かされたんでしょう。


ようやく母と息子が普通の母と子になったのかな、と感じました。

 

更生できたからこそ、親孝行と償いを!

ヤクザであり、覚せい剤に溺れた日々を過去に持つ学さん。
学さんは「自分がやってきたツケも来る」と常に心に留めて、今を生きています。


社会的に多大な迷惑をかけてきたこともあるので、その償いをしつつ、親孝行をいっぱいして欲しいと感じます。
更生を出来たことは自身の誇りにも繋がるはず。


それでも、犯した罪の重さに絶望する日がくるかもしれません。
事実、人生を狂わされた人もいたでしょうから、自責の念にかれることも多々あるでしょう。


その時は、更生出来た自分を支えてくれた人々の恩を思い出して、踏ん張って欲しいです。


しかし、母の愛は強し!
親孝行、ちゃんとしないといけないと思いました。


ところで、最後のタカシさんのくだり、すごく怪しいですけど続くのかな?

 

【追記 2019年4月22日】

▽タカシさんの続きが放送されました。感想です▽

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