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ザ・ノンフィクション「ちょっと心配な家族」は神回なのかホラーなのか 茂樹さんがコントだった件

にゃん吉です。

録画していたザ・ノンフィクションを見て、なかなか興味深い回だったので感想を残しておきます。
タイトルは「ちょっと心配な家族がおりまして 母と私と姉夫婦の話」でした。

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ネットでも賛否というか「否」が凄かったのでどれだけスゴイ回なのかも確認したかったというのもあります。

 

にゃん吉的には、ホラーではなかったですけど…(笑)。
神回というのとは違いますが、この先もめちゃくちゃ気になるご夫婦のお話でした。

 

▽目次です▽

 

千恵さんと茂樹さん

メインの登場人物は2人。

  • 姉・ポヨさん(武田千恵さん・44歳)
  • 姉の夫・ポチさん(武田茂樹さん・68歳)

24歳の年の差婚で結婚して19年。


埼玉県新座市の実家住まい
5LDKの一戸建ての大きな家に住んでました、


千恵さんは動物好きで、この時に飼っていた動物はこちら。

  • うさぎ
  • ハムスター
  • モモンガ
  • カエル
  • ハリネズミ


酒タバコはやらないが甘いもの好きで、切り落としケーキを2日で一人で食べてしまうというポヨさん。

 

そんな明るい紹介から始まるのですが、なかなか凄まじかったです。


ちなみに千恵さんは、二宮ディレクターの実姉とのこと。

 

千恵さんと茂樹さんのバックボーン

◆千恵さんのバックボーン

  1. 千恵さんは10代から心の病。
  2. 妹さんが物心ついた時にはすでに心の病になっていた。
  3. 中二で不登校。
  4. 出身は茨城県鹿嶋市。
  5. 千恵さんと妹さんの母は70歳。
  6. 10代は引きこもり。
  7. 25歳で一念発起で大学の通信制に入学。
  8. 夫・茂樹さんと運命の出会いをし、27歳で結婚。


◆茂樹さんのバックボーン

  1. 茂樹さんは講師をしており、家柄の良い資産家の息子。
  2. 茂樹さんの家は武田信玄とゆかりのある家柄で、裕福な家庭の長男。
  3. 日本大学医学部の非常勤講師で法学を教えている。週1回の講義。
  4. あまり働かなくていい人生。
  5. 最近ハマっているのは執筆活動。歴史小説を書いては出版社に送る。
  6. しかし結果は不採用通知。
  7. 茂樹さんは「かなり精密に精査されているので、今後採用されるのは間違いない」と根拠のない自信。
  8. ちょっと変わっているが悠々自適に暮らしている…。それが武田茂樹さん・千恵さんご夫婦の姿だと妹さんは信じていた。

 

心の病だった千恵さんが大学をキッカケに、茂樹さんと出会って結婚。
しかも資産会の家の長男ですから、妹さん一家は安心したことでしょう。

 

これをオンタイムで何も知らずに見ていたら、あんな展開になるとは絶対に思いません。
でも、ノンフィクションだから裏はあるよねってことですね。
たまたまネットでの盛り上がりを見てしまっていたので、なんとなく先は見えていましたので、そこまでの驚きはなかったですけど、全く情報がなければ衝撃だったのかもしれない。

 

衝撃の事実が発覚「お金がない」

◆お金がないという事実の発覚まで

  1. 妹さんがお産のために実家に戻っていた2020年4月。
  2. 千恵さんは70歳のお母さんから仕送りをしてもらっていたことが発覚。生活が苦しいのだという。
  3. お父さんには怒られるというお母さん。「なまじ支援するから自立できない」と。
  4. 最初はたいした金額ではなかったのに、今では相当な金額を支援しているというお母さんは、老後のための貯蓄を切り崩して仕送りしている。
  5. 現在かなり困っている状況。
  6. 千恵さんの貯蓄はこの時点で4873円。
  7. 茂樹さんの親から譲り受けた実家を売ることになった。
  8. 飼っていたペットは希望する友人に引き取ってもらった。
  9. なんでお金がなくなったのか?→「お金の管理が出来ない」「収入が少ない」と千恵さん。
  10. 茂樹さんの収入は10万円もない。
  11. 両親の援助にずっと頼ってきた。
  12. しかし茂樹さんのご両親が他界。
  13. 遺産が800万円。
  14. 今のままお金を使っていったら、2年持たない。計画を建てないとと茂樹さんに言っていた千恵さん。
  15. それなのに、200万円でリフォームすると言い出す茂樹さん。それを止めた千恵さん。
  16. 2~3万円ずつちょこちょこ引き出していったら、お金が底を尽きてしまった。
  17. 800万円は1年半でなくなった。
  18. 年金も満額にはほど遠い。若い頃のツケがきた。
  19. 唯一の財産である家を売ることの決意。
  20. 千恵さんが家の売却の手続きを一手に引き受ける。「危機が姉を変えたのか?」と驚く妹さん。

 

ここで驚いたのは800万円を1年半で使い切ったという部分。
単純計算をすると、毎月44万円使っているということになるのです。
2人で44万円ってかなりの贅沢ですよね。

 

お金持ちで育ってそのまま援助も続いていたので、湯水のように使っていたのかなと想像。
人間って生活を落とすのが難しいってよく言われてますし、実際そうだと感じます。
ちょっとラクして贅沢をすると、やっぱりラクなんですよ、お金を使った方が。
で、切りつめに戻そうとすると時間がかかるという。

 

なるほど、確かに引き付けられる内容です。

 

茂樹さん YouTuberになる

◆茂樹さんの収入の発想 YouTuber

  1. 茂樹さんは収入を増やすために思いついたのが、YouTuber。
  2. 「学問とは何か」を1時間半喋り投稿。
  3. 茂樹さんは自信満々。「安定的な生活をする範囲は、YouTubeで十分に入りそうな感じがする」
  4. しかし全く再生されず。

 

これ見た瞬間吹き出しました。
いやマジでコントかと思ったくらい。


茂樹さんは本当に浮世離れされた方ですよね。
YouTuberを目指すのは全然いいですし、チャンスがあるかもしれないのはその通りなんですけど、その前にきちんとした収入源を持たないとダメなんですよね。
そこをすっ飛ばしているのがちょっとイタく見えてしまう部分でもありました。


おじいちゃんになっても夢を見続けることは素敵なことだと思うし、それを実行しようとする意欲は素晴らしいと思っています。
何かを始めるのに年齢は関係ないですからね。
この部分は勇気を与えますけど、いかんせん収入がないというのが最大の欠点です。
莫大な資産が今でもあるのであれば好きにすればいいんですけど…。

 

茂樹さん ピアノは持っていく

◆茂樹さんのこだわり

  1. 千恵さんのお父さん(84歳)は非常に現実的な見解。「お父さんはいないからいいけど、あなたたちが困るんだよ」と妹さんに説教。
  2. お父さん曰く「元気な人のところに頼ってくるのは当たり前でしょう」
  3. 引っ越しの代金の負担を少しでも減らすために、お母さんと妹さんで不用品の片づけをする。
  4. 茂樹さんは「僕はYouTubeの撮影があるので2階に行きます」と丸投げ。
  5. 妹さんはこの片づけの撮影をキッカケになり、千恵さん夫婦の自立を促せるのではないかと思ったという。
  6. しかし、千恵さんはほこりアレルギーで部屋に閉じこもり、茂樹さんはYouTube制作。
  7. 順調な片づけだったが、問題が1つ。ほとんど弾かないグランドピアノを茂樹さんがどうしても持っていきたいと言い出す。
  8. 人生のうちでピアノは得意な方ではないが、豊かな気持ちになる。「豊かさをコレクションしていくっていうのは大事なこと」と言う茂樹さんにとって、ピアノがそのコレクションの1つと主張。
  9. ピアノの運送費は12万円。お母さんや友人から借りた。
  10. 千恵さんもピアノが必要ではなくなったらどうするのかと言いつつも、しょうがないと諦めモード。
  11. 家を売却。贅沢をしなければ3年は持ちそうと妹さん。
  12. 茂樹さんは今回の引っ越しで千恵さんが成長したと褒めるも、千恵さんは「私は成長できたけど、ポチさんも成長して」と言い放つ。
  13. 借りた家は都内の4LDK。どこも借りられず唯一借りられた物件。
  14. 実家では心配が尽きず、都営住宅などの安いところに住むべきとお母さんとお父さん。
  15. お父さんは「絶対お金を貸してって言ってくる!絶対」と主張。

 

これまたコントかと思いました(笑)。
ピアノなんていらないでしょう、絶対に。
しかも全然弾いてなかったのに、急に手放すとなると惜しくなる。
まるで小さな子供ですよね。

 

「豊かさをコレクションしていくっていうのは大事なこと」という茂樹さんのこの言葉は素敵なんですけど、これまたいかんせん生活力はないのに言われても…、という悪循環になっています。
これが普通の生活が成り立っている方がおっしゃられると、なるほどって思う名言なんですけどね。

 

しかし家賃いくらなんでしょう?

 

怒涛の展開 千恵さんも散財

◆千恵さんまでも散財し始める

  1. しばらくして、今度は立場が逆転し、千恵さんが散財し始める。
  2. インテリアを自分でコーディネートすると言い出し、予算は100万円。
  3. 千恵さんはインテリアコーディネートのサイトを見てハマってしまった。
  4. 実家の売却や引っ越しを頑張っていたのは、これが目的。
  5. 借金してまで持ってきたグランドピアノは荷物置き場に。
  6. 7月の食費は2人で15万円。
  7. 引っ越しして3ヵ月。家賃とは別に月40万以上の出費。

 

やっぱりこのご夫婦は基本的に月40万円の生活から脱却出来ないんでしょうね。
金銭管理がちゃんとしていないというのもありますけど、どこかでなんとかなるというのがあるのからかもしれません。
ここまで見ても、なんだかんだとなんとかなっています。

 

千恵さん動き出す

◆千恵さん就職に前向きに

  1. 9月になり千恵さんは障害者支援施設に、就職相談をしに行く。家を売ったお金が底を尽きないうちに働きたい。
  2. 今まで働いたことがない千恵さんに提案されたのは、週10時間以下の超時短雇用。
  3. 10月に職場体験へ。高齢者介護のデイサービス施設。
  4. 意外と溶け込んでいて、千恵さんも頑張れそうな雰囲気。


本当に一生懸命頑張ってました。
意外とコミュニケーションも取れてましたし、このまま頑張れって思うのですが、心の病をお持ちだと無理なのかもしれない、という思いも過りながら見てました。

 

夢見る茂樹さん 「直木賞作家に俺はなる」

◆夢見る茂樹さん

  1. 茂樹さんはまた新たな収入源を見つける。
  2. それがベストセラー作家になり、賞を取る。茂樹さんは直木賞も狙えると自信満々。
  3. 書き終えた小説を集英社に送付。


茂樹さんのパートはもはやコント。
また夢を見始めました。


というか、YouTuberは辞めちゃったんですかね?
何でも継続することが大事だと思うんですけど。

 

頑張る千恵さん&ポジティブ茂樹さん

  1. 千恵さんは介護施設にて実習の最終段階へ。だんだんと疲れも見えてくる時期。
  2. 茂樹さん曰く「お金は運命だから尽きそうもない気がしている」
  3. 千恵さんも結局実習を乗り越えることはできず。
  4. 給料をもらえなかったのに、妹さんへ赤ちゃんのオムツの贈り物をするちえさん。
  5. 妹さんは千恵さんの相談員に金遣いについて相談してみる。
  6. 相談員さんの話。「気分が上がった状態で気が大きくなって、金銭感覚がすごく緩くなっていって結構破綻しちゃう方もいたりする。」
  7. この手の話では相談ではなく、医療。早めに相談をした方がいいとアドバイス。
  8. 2021年1月。千恵さんは時間を減らして実習再開。週4時間の2回。
  9. お母さんが千恵さんに茨城の鹿嶋に住めばいいと提案するも拒否。「田舎暮らしは絶対に無理!」
  10. 2021年9月。今よりも安い物件を探し始める。
  11. 茂樹さんは相変わらずのプラス思考。「ミリオネアになる」


千恵さんも言ってましたけど、茂樹さんの良いところがこの「プラス思考」と言ってました。
唯一とも(笑)。


でもネガティブばかり言っている人よりは全然いいでしょう。
ただほんの少しでいいので、もう少し現実を見れるようになれたら言うことなしだとは思います。
週1で何か仕事を始めるとか。
そうすれば月15万円弱にはなるのではないでしょうか。


あと支出が多すぎなので、はやく訪問看護の方に金銭管理の相談もされた方がいいと思います。
せめて20万円で暮らせるようにしていき、最終的には茂樹さんの収入だけで生活できることが1番いいですよね。


にゃん吉的には、今回ホラーというよりは、茂樹さんのところがコントで、千恵さんのところがいつものノンフィクションって感じでした。

 


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