にゃん吉です。
情熱大陸でスーパーボランティアの尾畠春夫さんを取り上げてました。
オンタイムで見ましたので感想です。
ネットニュースで知ってからすごく楽しみでした!
番組タイトルは、「“神”と呼ばれるスーパーボランティア尾畠さんが被災地に行く理由。秘めた想い初告白」です。
欲にまみれたダメダメ人間としては、尾畠さんは眩しかったです。
全然驕ったところがない尾畠春夫さん
私が尾畠春夫さんの存在を知ったのは、今年8月の山口県で行方不明になっていた2歳の男児を救出した件です。
本当にカッコいいおじいちゃんが登場し、あの頃はまさに時の人状態でした(^_^;)。
そんな尾畠さんは普段どのように考えて、ボランティアに参加されているのか、とても気になってました。
きっとワイドショーでは連日報道されていたんでしょうけど、平日ワイドショーを見れる時間はないですからね。
少し落ち着いた感もあるこの時期で取り上げれたこと、それが情熱大陸だというのが興味を増しました。
番組冒頭で尾畠さんは、「スーパーボランティア」と呼ぶのは勝手だが、作業を妨げないで欲しい、と話してました。
あれだけ注目されても、ボランティアを黙々と続ける尾畠さんの信念が表れていて、この時点で「このおじいちゃん、やっぱり凄い人なんだなぁ」と感心しまくりでした。
78歳のスーパーおじいちゃんでもあります!
とても78歳とは思えない機敏な動きでした。
今夜は“神”と呼ばれるスーパーボランティア尾畠さん。この夏、一躍有名人になった78歳。ちなみに携帯電話は持たない主義。目撃情報を頼りに居場所を探すことから取材がはじまりまして…(笑)知れば知るほど魅力的なかたでした。今夜11時から #情熱大陸 #ボランティア #尾畠春夫 #mbs #tbs pic.twitter.com/l3oL1nfGrP
— 情熱大陸 (@jounetsu) 2018年9月23日
尾畠さんの被災をされた方々への思いとボランティア信念
尾畠さんのボランティアにおける信念が、「自己責任」「自己完結」ということです。
また決して被災地には迷惑をかけないこと!
ボランティアを行うにあたっては、まさに正論です。
その正論をずっと貫いているからこそ、尾畠さんのボランティアは逞しいですし、頼りになるわけです。
でも、言うは易く行うは難し、でもあるわけです。
ボランティアって、一歩間違うと自己満足になってしまいがちです。
同じ「自己」がついても全然違います。
尾畠さんには自己満足はないのです。
ただただ、被災した方々が早く元の生活に戻れるように、とそれだけを祈りながら活動を続けています。
被災地で作業をする前の早朝に、尾畠さんは泥水の中から衣類を探して綺麗にして干すということをしています。
これは行方不明者の手がかりになれば、という思いからだそう。
そういう発想に行きついたのは、いつ頃だったんでしょうか。
ボランティア活動には、段取りが7割を占めるそうです。
尾畠さんの知識が生かされる場面として、足場の悪いところに板や布を当てて、作業用の一輪車をスムーズに運べるようにしていました。
こういう工夫もすべて経験からなんですよね。
ちょっとしたことで作業効率がかなり上がります。
人情に弱い尾畠さんが泣いた時
広島での作業中に、お昼ご飯の差し入れを持ってきた男性がいました。
広島のお好み焼きです。
尾畠さんは感激して、泣いてしまいました。
「こんなに優しくされたらどうしたらいいかわからない」と言って。
思わずこちらも貰い泣きしそうな場面でした。
差し入れをした男性も涙が込み上げてきていました。
男性のお母さんが、ぜひ尾畠さんへと作ったんだそうです。
こういう人の優しさに純粋に感動できるというのは、温かい気持ちになります。
一生懸命ボランティア活動をされている姿に心を打たれる人たちがたくさんいる、ということですから。
素直に泣いてしまう尾畠さんは、本当に純粋な人なんだなぁと感じました。
講演依頼やCM出演も断るストイックさ
尾畠さんが本当に凄いなぁ、と感じたのは、講演依頼やCM出演を断っている、ということです。
スーパーボランティアと言われるほどの知識と経験豊富な尾畠さんですから、当然そういう声もかかるでしょう。
ですが、ボランティアが多忙のためすべて断っているんだそうです。
また、ボランティアも無償で活動しています。
謝礼が出る場合でも、一切受け取らないんだそうです。
なぜこんなにストイックでいられるのでしょうか。
「変わってしまうのが怖い」
そう一言話しました。
ボランティアでお金を手にしたり、講演で大金を得ることで、自分の活動が揺らいでしまうのではないか、という懸念でした。
尾畠さんは「恩返しをしたい」という一心で活動をしているので、その気持ちが揺らぐことが怖かったのです。
お金で人生変わってしまうことがあります。
たぶん、ボランティアではなく楽な方へと進むことを、尾畠さんは許せないのでしょう。
78歳という年齢ですから、少しはラクしてもいいと思うんですけど、それは尾畠さんの人生ではNGなんですね。
その考えが素晴らしかったです。
また、尾畠さんを知るご友人は、世間が騒ぐ前から変わらずずっとボランティアをしているので、そのことをちゃんと伝えて欲しい、と言ってました。
尾畠さんは、本物のスーパーボランティアです。
尾畠さんの母への想いが泣けた
尾畠さんのお母さんは、小学5年の時に亡くなったそうです。
もう何十年も前になりますが、今でもお母さんへの想いは薄れてませんでした。
その言葉がこちらです。
お袋から頭をなでてほしいと思う。
78歳になるが、お袋に思いっきり抱きしめてもらいたい。
今やっていること、言葉も、うちのお袋は見てくれている。
いつかは天に行った時に、お袋に骨が折れるくらい抱きしめてもらいたい。
涙ぐみながら、尾畠さんは語りました。
だめだ。。。
こういうのは泣けてくる。
小さい頃に亡くなったお母さんへの想いが、ボランティア活動の原動力の一つなのかもしれません。
いくつになっても母は偉大な存在なのだな、と感動すると同時に、親孝行しなくてはいけない、とも思いました。
健康である限りは、まだまだボランティア活動を続けるそうです。
生涯現役、という言葉が尾畠さんにはピッタリですね。
来月誕生日で79歳になるそうです。
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