にゃん吉です。
2019年8月14日放送の『クレイジージャーニーSP』の感想です。
ハーブ界の風雲児、初登場の梶谷譲さんです。
スペシャルの2人目は、ハーブを愛する梶谷譲さんです。
1人目は、『クレイジージャーニー』の人気者の爬虫類ハンター・加藤英明さんでした。
▶クレイジージャーニーSP 加藤英明が噛まれる回!絶滅危惧と悪魔の爬虫類ハントのメキシコ旅 - シンプルライフできるかな?
梶谷譲さんは農業が大好きで、農業はカッコいいという信念持たれてます。
ご自身で付けた呼び名が「スーパースターファーマー」。
…自分でスーパースターと言ってますけど、たぶん見て行くとそうなっていく予感。
これが『クレイジージャーニー』の面白いところです。
予告でテレビに出た事がないと言っていました。
梶谷さんの意向で出たくないとかだったかな?
ちょっと記憶が曖昧ですけど。
どんなクレイジーさを持った方なんでしょうか?
しかも、儲かる農業で、世界一のレストランに潜入とか!
WBSが取材してもいいのに。。。
▽目次です▽
- 梶谷さんはすごい強烈な個性の持ち主!
- 世界最速でミシュラン三つ星の「HAJIME」も梶谷ハーブを使用!
- スタジオ登場の梶谷さんは普通に面白い人だった!
- 梶谷さんの農園は広島県三原市
- 常識破りの梶谷式農業
- 京都ミシュラン一つ星「アカ」と梶谷さんの年間の食費
- 世界一予約が取れないレストラン「noma」に行く!
- 「noma」での食事!その見た目と味が衝撃だった!
梶谷さんはすごい強烈な個性の持ち主!
梶谷さんは植物全般が大好きとのこと。
その中でも特に、ハーブや食べれる植物が大好きと言ってました。
ここで梶谷さんが「ハーブは雑草で、僕は雑草を売ってお金持ちになっている」となかなか面白いことを話してました。
さらに名言(迷言?)も。
「クソ貧乏人とクソ金持ちは雑草食うんだよ!」ですって!面白い!!
小池さんが口が悪いって言ってましたけど、これくらいの強烈な個性の方だからこそ、楽しい!
さらに、農業を始めて2年で取引先のレストランが三つ星になったんだとか!
どんなハーブなんだろう?気になるーーー!
梶谷さんのハーブは特別な珍しいものを世界中から集めて栽培しています。
みんなが使っているようなハーブだと目立たないからとのこと。確かに!
世界最速でミシュラン三つ星の「HAJIME」も梶谷ハーブを使用!
梶谷さんのハーブを利用して、ミシュラン三つ星を獲得したのがレストラン「HAJIME」。
なんと、世界最速でミシュラン三つ星になったそうです。
その記録は、1年5ヵ月!
「HAJIME」のシェフ、米田肇さんによりますと、梶谷さんのハーブは「他のものとは味が違う」とのこと。
尖っていて、面白くなると評価。
梶谷さんは農業だけをやっているというのではなく、料理人的な考えでハーブを栽培というのが信念のようです。
料理に「変態さ」「面白さ」「香りの良さ」を演出したいという思いがあるようです。
そのため、お皿に乗った状態を想像しながら仕事をしているとも言ってました。
なるほど。だから、料理人にはありがたいのかもしれません。
現在国内150軒以上のレストランと契約していて、契約待ちのレストランは300軒以上とのこと!
スゴイなぁ。
そりゃお金持ちになりますよね。。。
さらに梶谷さんのところと契約すると、違う食材が凄く入ってくるとも言ってました。
スタジオ登場の梶谷さんは普通に面白い人だった!
紹介映像がなかなかパンチが聞いてましたので、どんな方なんだろうと思ったら、意外とお茶目な方でした。
先入観って怖いわー(笑)←自分がな!w
「スーパースターファーマー」という呼び名にしたのは、ハーブは女性のイメージが強いためそのイメージを失くすために付けたと説明してました。
別な意味でキラキラしてますし、いいんじゃないでしょうか。
今や本当にスーパースターですし、全然OK!
梶谷さんはその「SUPERSTAR FARMAER(スーパースターファーマー)」のロゴが入ったキャップを被ってましたけど、なんと『クレイジージャーニー』のために50個作ったんだとか。
費用は30万円!
気合入ってますし、そういうところも本気度もいいなぁ。
でも、「バレたら嫁に怒られる」って言ってました(笑)。奥さん叱られるという梶谷さんがちょっと面白い。
放送されちゃったからバレちゃいましたね。
梶谷さんの農園は広島県三原市
梶谷さんの農園は広島県三原市にありました。
農家なので、朝早くから作業をされてます。この日は5:30には行動されてました。
梶谷さんのハーブは、レストランでの客単価が1万円のところを狙っているとのこと。
いやー、ハーブが色鮮やかで綺麗。
これを食べるのか。。。
「ナスタチウム」という赤に近いオレンジ色の鮮やかな花でした。
辛いんだそうです。
ディレクターさんが食べたら「からし」のような味とのこと。
松ちゃんたちも試食!いいなー!!
で、松ちゃんの感想。「普通にお野菜みたいで美味しい。最後のちょっとワサビっぽい感じがするぞ!」
常識破りの梶谷式農業
①花を咲かせて価値を高める
「ディル」というハーブが紹介されてました。魚介に合うハーブです。
花咲く前に販売すると50円だが、花を咲かせると倍の100円になるとのこと。
花を咲かせた方が利益が出るのに、みんな知らないからやらないと言ってました。
しかも、1つ葉から10輪の花を咲かせられるとのことで、20倍の利益が生み出せます。
おそらく少し手間はかかるのでしょうけど、その手間で20倍になるということ。
だったら頑張って育てて、20倍がいいですよね。
梶谷さんの「花咲かメソッド」は、普通の野菜にも生かされていて、セロリにも花を咲かせてました。これがカワイイ!
このセロリの花は花そのものもセロリの味です。
なるほどー。
美しくて美味しいなんて、こりゃ正義!
松ちゃんがセロリの花を食べた感想。「ドレッシングとかなくて、これだけで全然いけますね!」
食べてみたーーい!
他にも、ニンジン、ニラ、ネギなどを花咲かせてました。
ニラが可愛い。でも、匂いはニラなんですね。ギャップが面白い組み合わせですね。
インゲン豆の髭の部分も豆の味がして、料理には重宝されると言ってました。
梶谷さんのメソッドは、野菜に花を咲かせることで同じ香りのするハーブへと変えて、その価値を高めること。
花は美しいですから、見た目も楽しめます。
野菜ですから味も美味しいとなれば、喜びも大きくなりますよね。
この発想が素晴らしい!
②野生植物も商品になる
「フォレイジング」(山菜取りのような意味)へ出かける梶谷さん。
この収録の時期で1番の収穫は、山椒とのこと。自然の山椒が1番いい香りがすると言ってました。
他にシダ、杉と紹介していきます。
シダはニュージーランドで高級食材だと教えて貰ったそうです。
杉の新芽はライムっぽい味とのこと。
片っ端から口にして食材に合うものかどうかを探っていくのが梶谷流。
もちろん失敗もいっぱいあるようです。
野草の「オキサリス」を農園で育てるようになり、年間500万円稼ぎだしてくれるんだとか!
500万円!?
それは凄い。
「オキサリス」の赤が可愛くて、酸味があるのが人気と説明してました。
確かに雑草売って500万か。
商品化したというのがスゴイんですよね。
松ちゃんが「オキサリス」を食べた感想。「小っさいのに中々のインパクトですね!」
小池さんや設楽さんもジューシーで美味しいと言ってました。
③徹底したレストラン調査
シェフの心を鷲掴みにしている梶谷さんですが、しっかり勉強をされてます。
ちゃんとご自身でレストランに出向いて、食べていて、それは国内だけではなく世界中にも出向きます。
梶谷さんは年間300軒くらいは行っているとのこと。
ほぼ毎日じゃないですか。
あ、1日10食食べるときもあると言ってましたから、1日1軒じゃないんですね。これもスゴイ!
すべてハーブ作りの研究のために、レストランに出向いているのです。
さすがだなぁ。
机上論ではなく、しっかり研究調査をしているということ。
梶谷さんのハーブに魅了されているシェフ
①ミシュラン二つ星「オマージュ」の荒井昇シェフ:梶谷さんの張っているアンテナが普通の農家とは違う。梶谷さんのハーブを乗せることで、味わいも含めて盛り付けも洗練されたものに変わる!
料理が美しい。。。
荒井さんも梶谷さんのハーブを使ってから星が付いたとのこと。
すごーい!本当なんですね。
②「LURRA」のジェイカブ・キアーシェフ:梶谷さんのハーブの凄いところは、他の農園と比べて色んな種類があり「ハーブのおもちゃ箱」。シェフとしてはいろんなおもちゃで遊べるって感じ。ありがたい存在。
こちらの料理も鮮やか。
花はやっぱり美しい。
京都ミシュラン一つ星「アカ」と梶谷さんの年間の食費
今回の取材では、京都のミシュラン一つ星のスペイン料理店「アカ」に行ってました。
ここのお店ではシェフの目の前に座る梶谷さん。
これはシェフとの会話から市場調査をするためでした。
「アカ」の東鉄雄シェフは、もちろん梶谷さんをご存知で、梶谷ハーブを利用したかったそうですけど、予約で200軒待ちと断れてしまった組でした。あらら。
梶谷さんは料理が出てきた瞬間に、エゴマに興味を持ちます。
シェフが求めるエゴマの大きさをここで知ります。こういうことが梶谷さんのハーブ作りのアイデアになるんですね。
やっぱり足で稼ぐって大事なんだなぁ。
そして、11品食べた「アカ」のお値段は35,900円でした。
ランチで35,900円かぁ。。。
ですよねー。ミシュラン一つ星ですから。
こちら庶民は1ヵ月のランチ代かな。とほほ。
でもめちゃくちゃ美味しそうでした。
そうなると年間300軒行っているという梶谷さんの食費が気になります。
ちゃんとディレクターさんが聞いてました(笑)。
なんと500万円!!
でしょうね。。。
ピンきりはあるでしょうけど、それぐらいはいくでしょう。
「オキサリス」の年間売り上げがごっそり食費に(笑)。
それぐらい真剣じゃないと、シェフの心は掴めません!
世界一予約が取れないレストラン「noma」に行く!
コペンハーゲンの「noma」(ノーマ)は、美食界のアカデミー賞と言われる「世界のベストレストラン50」で1位を4年連続で受賞したレストランです。
2010年~2014年での受賞です。
世界一を4回獲った世界一のレストラン「noma」。
当然大人気店なので、世界一予約の取れないレストランと言われています。
予約の問い合わせが年間100万件です。
全然知らなかったけど。。。
美食家じゃないのがモロバレですけど。
梶谷さんはいつも海外視察はご家族と一緒とのことで、小さな僕ちゃんが疲れ果てて眠ってました。
いいお父さん。
コペンハーゲンは、世界最高峰の料理コンクール(ボキューズ・ドール2019)で優勝もしていて、昨今では「美食大国」となっているとのこと。
ところで、家族旅行なのに奥様がパスポート切れてたなんて。。。
可哀想過ぎます。
世界一予約が取れないレストランなのに。
いつか奥様を連れて行ってあげてくださいね!
ちなみに5ヵ月前に予約が取れたそうです。5ヵ月前か。
梶谷さんが北欧で行ったお店
- ミシュラン一つ星「レレ」:野菜とハーブのレストラン
- ミシュラン二つ星「カドゥー」:瓶詰の野菜漬けがあるレストラン。
「カドゥー」の酢漬けにした松ぼっくりはビックリ!フルーティなガリの味とディレクターさんが言ってました。
蟻も食べてました。アリのギ酸を酸味として代用しているとのこと。虫を食べるというと愛さんを思い出す(笑)。
「noma」での食事!その見た目と味が衝撃だった!
撮影許可が下りなかったということで、写真を撮りまくったと言ってました。
映像じゃないのは残念ですけど、急遽ですから仕方がないですね。
「noma」の敷地内では、ビニールハウスがあり、料理に使われるハーブを育てています。
「noma」にはスタッフが80名もいて、半数の40名は無給のボランティアだそうです。
宿代も出ず、まかないが出る程度とのこと。
それでも、世界中から集まるとのこと。
権威があるところで働いてみたいですもんね。
それも世界一に4年連続の店で働けるなんて、そりゃあ無給でも頑張りそう。
「noma」で働いていた、修行していたということが価値を生み出すんでしょう。
「noma」はテーブルクロスを使用していないため、ミュシュランでは二つ星です。
スタッフの労力を減らしたいということから、テーブルクロスは使わないそうです。
星が二つもあれば、十分でしょう。
世界一に4度ですから。
コースの値段は6万円(全17品)。
◆番組で紹介された6品
- 花粉でマリネしたお花
- オニオンのブイヨンの冷製
- カビ発酵で保存したグリーンアスパラガス
- トリュフの添えたカビのパンケーキ
- 野菜のラグー(煮込み)
- チョコレートを添えたクリスピーなハチノコ
衝撃画像でした。。。
松ちゃんも「これで6万円か…。カロリー低いな」と言ってましたし、小池さんも「この後ラーメン行きたい」とも。
わかる!
きっと庶民にはわからない料理なんだろうなぁ。
ディレクターさんは「ぶっちゃけ美味しいなって思ったものが全部じゃなかった」と素直な感想を述べてました。
梶谷さんは、美味しいものを食べに来ているんじゃなく、体験して経験することが「食」だと語ってました。
見た目の鮮やかさはヒントになるでしょうし、日本は美味しいですからね。
いい具合に融合されたらいいんでしょう。
梶谷さんはその架橋!
松ちゃんの「noma」の写真を見た感想。「食通じゃないと分からないですね。いき過ぎちゃって…」
上記のコースは全部酸っぱいものばかりで、デザートも酸味のあるフルーツ、コーヒーも酸っぱい、食後酒も出てくるワインも酸っぱいという酸っぱい三昧らしいです。
きっと北欧では人気なのでしょう。
酸味は大事って「カドゥー」のシェフが言ってましたから。
お国の違いですね。
でも、お腹痛い(笑)。
世界一のレストランは酸味三昧というオチでした。
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