にゃん吉です。
2024年6月24日放送の『クレイジージャーニー』は2時間SPで世界の闇に迫る報道特派員の旅でした。
アフリカの闇に迫ります。
前回より1ヵ月待たされ、予告からとても楽しみにしていた回です。
こういう硬派なクレイジージャーニーも良き。
今回のジャーニーはTBSの報道特派員の方々です。
おなじみの須賀川拓さん。
中東支局長の増尾聡さん。
ロンドン特派員の城島未来さん。
ここでは城島未来さんの取材です。
▽目次です▽
ジンバブエの女性レンジャー部隊「アカシンガ」
- ロンドン特派員の城島未来さんの取材。
- 女性だけの反密猟レンジャー部隊「アカシンガ」⇒レンジャーは非常に危険が高いため男性のイメージが強いがなぜか女性だけで担っている部隊。
- レンジャーでの殉職は1年で100人以上のため大変危険な仕事。
- 小さな動物はブッシュミートという食用の肉として密猟して売られる。
- ジンバブエでは主にゾウが密猟される⇒相手は中国。象牙が嗜好品。⇒毎年2万頭のゾウガ殺されているの現状。
- 象牙は1kg最高1000万円で取引されることもある⇒貧困層は手を出してしまう。
- 象牙の売買は紛争の武器やテロリストの資金源になることが多い。
レンジャー部隊「アカシンガ」が出来たの女性差別
- 約100名のレンジャーは全員女性。
- 武装してパトロール。
- 声出しは禁止⇒指示はハンドサイン。
- アカシンガの隊員は男性から暴力や性暴力を受けた女性たち。⇒エイズ患者、孤児、シングルマザー、夫に捨てられたなどの壮絶な過去を持つ。
- アフリカの闇:女性差別
- 男性の支配から逃れ、人生を変えるためにアカシンガに入隊。
- 南部アフリカ諸国の一部では9割以上の人が女性への暴力は容認されると認識。
- 一夫多妻制により妻の財産権や遺産の相続権がないこともある。
- 男性が入隊テストを受けると90%で脱落(189人中186人が脱落)するも、女性が入隊テストを受けた場合37人中3人の脱落者に留まる。
- アカシンガの月収はジンバブエの平均月収(60ドル)の最大20倍の1200ドル。
- アカシンガが出来てから7年⇒地域の密猟が80%も減った。
- アカシンガに応募できるのは18歳から35歳の女性。
- アカシンガの入隊への応募者は100名⇒今回体力テストを突破したのは46名⇒ここから入隊テスト。
- 健康診断で脱落する女性もいる。
◆城島未来さんの取材動画
クレイジージャーニーより先に1ヵ月の早出しの部分です。
いまだに男尊女卑が凄まじいんですね。
それも人間として認めた内容な仕打ち。
1人でも多くの女性がアカシンガのメンバーに選ばれるといいのですが。
体力がない女性はまず無理というのが1つの大きなハードルです。
「アカシンガ」過酷な入隊テスト
- 入隊テスト①⇒銃に見立てた水2リットルを持ちランニング8km。
- 入隊テスト②⇒18kgの砂の入ったリュックを背にウォーキング17km。3時間45分の時間制限
- 入隊テスト③⇒筋力テスト
- この体力テストを3日間繰り返し、合格者を判断⇒体力だけではなく精神力も見られる。
- 入隊テスト④⇒18kgの砂と人を担いで5km歩く。⇒チームワークも審査。
- 入隊テストは消灯後に2時間起きに貴重チェックが入る⇒ロクに睡眠も取れない。⇒18kgの砂に細工をする人がいないかをチェック。
- 入隊テスト⑤⇒最後の2日間は座学、面接、グループワーク。
- 途中脱落者もおり、ここまで38名に絞られた。
- 合格基準:規律・勇敢さ・体力・チームワーク
- 合格したのは15名⇒38名中23名が脱落。
- 「アカシンガ」の成功により、ボツワナやモザンビークにも女性レンジャーが創設。
凄すぎます。
特に体力テスト中の入隊テストで睡眠もちゃんと取らしてもらえないということが驚きでした。
いかなる想定外もあるわけですし、確かに砂に細工する人も出てくるでしょうし、それだけレンジャーは過酷ということでしょう。
チームワークの部分での映像は極限になった時に、人のせいにするような人はやっぱりダメと思わせる一面もありました。
脱落者はまた酷い現実の世界に戻ることを考えると胸が痛くなります。
彼女たちにも平和と幸せが来ることを願うばかり。
「アカシンガ」をジェームズ・キャメロン総指揮の動画あり
ナショナル ジオグラフィックでも動画が配信されています。
3年前の2020年12月18日ですけど、今回同様に過酷でした。
すごくいいのでこちらもご視聴ください。
ドラマチックに描かれていますけど、今回の城島さんの取材内容を補完する意味でもいいと思います。
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