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クレイジージャーニー 佐藤健寿 サンパウロ大学の本物の検体が展示されている人体解剖博物館 ヘルマフロディーテもあり

 

にゃん吉です。


2024年11月25日放送の『クレイジージャーニー』の回は奇界遺産の佐藤健寿さんです。
佐藤さんは久しぶりで7ヵ月ぶりの登場です。

 

佐藤さんはクレイジージャーニーで旅をする時に寄り道をすることがあるとのこと。
そこで面白い発見が放送されるということがあるようで、今回はその寄り道シリーズの最新作になります。

 


佐藤さんの本来の目的はブラジルの南部の田舎にある双子村だったそうです。
これは次回かな。
双子村も楽しみです。

 

今回はブラジルのサンパウロ。
2週間前に丸山ゴンザレスさんの闇の旅がありました。

 

▽目次です▽

 

佐藤健寿さんの寄り道はブラジルのサンパウロ大学の人体解剖博物館

  1. サンパウロは多くの移民が集まった街。⇒1880年頃から大量の外国移民の受け入れがある。⇒70以上の民族が暮らしている。
  2. サンパウロ大学にある博物館が目的⇒奇妙な博物館⇒それが人体解剖博物館。
  3. サンパウロ大学の人体解剖博物館は解剖学界随一の博物館。
  4. シルビア教授が案内⇒イタリア人で6歳の時にサンパウロに移住。
  5. イタリアは人体学に熱心な国⇒レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなどの芸術家の影響が大きい。⇒アートで人間を表現するために人体の研究をしていた。⇒芸術家たちの探求心が医学へと結びついていった。
  6. イタリアのパドヴァ大学では1595年に医療研究のために世界で初めて公開解剖劇場を設置。
  7. イタリアでは写真の代わりに蝋人形の実物モデルを作って研究した。

 

サンパウロ大学の人体解剖博物館の展示物は全て本物

  1. 番組で紹介されてた人体解剖博物館の展示物すべて本物。
  2. 創設者のボヴェロ教授は解剖技術と保存技術でも高い評価を得ていた。
  3. 胎児の本物の人骨や脳みそもわかる子どもの検体なども展示。
  4. 本物の検体は時代によって異なる⇒昔は身柄のわからない死体で解剖の研究が法律で許されていた。⇒近年は生前に寄付を申し出た方の検体。
    多くの人体博物館では実物の検体ではなく模型や写真を展示。
  5. 博物館では6つのエリアがある⇒①神経、②骨、③心臓、④生殖器官、⑤創設者の研究室、⑥胎児
  6. 佐藤さんの話では実物の検体は日本でもある⇒東京大学に夏目漱石の脳みそが保管されている。昔は見れたが今は無理。
  7. ④生殖器官、⑤創設者の研究室、⑥胎児の本物の検体が見れるのは非常に珍しい。
  8. 創設者のボヴェロ教授は胎児の解剖のスペシャリストだった。
  9. 昔は中絶した胎児はごみのように捨てられた⇒それを医学部が引き取り解剖学の授業や研究に生かしている。
  10. 非公開の骨の保管庫もある。⇒500人分の頭蓋骨を保管。
  11. 100年の頭蓋骨で親知らずが生えてこない子どもが多いことが判明。


全部本物ではあるのですが、すごく興味深かったです。
人間の人体の不思議が詰まっている感じがしました。
そういえば「人体の不思議展」というのがありましたよね。
あちらはどうやって死体を確保したのかが闇深くなり、展示もなくなりました。
やはりきちんと医学としての学びであるということが大事ですね。

 

番組で紹介されてた人体解剖博物館の展示物

  • イタリア人女性のミイラ化した頭部。
  • 無脳症の胎児⇒現代の発生は1000人に1人程度。
  • 頭の外に脳ができてしまった胎児
  • 水頭症の胎児⇒現代の発生は10,000人に3人程度⇒長年の研究で胎児の時に発見し手術も可能。
  • 単眼症の胎児⇒顔面の中央に目が1個しか形成されず⇒ほとんどが出生直後に死亡。⇒サイクロプスとも呼ばれる。
  • トリーチャーコリンズシンドローム:顔が十分に発達しない珍しい症状。
  • シレノメリア:人魚症と言われる足が1つになっている症状。
  • 胎児の中に胎児がいる検体。⇒双子の胎児が宿っていた。
  • 結合性双生児。⇒数万~数万十人に1組の割合で発生⇒結合の程度や場所は様々

 

アンドロギュヌスとヘルマフロディーテの違いとインターセックス

  • アンドロギュヌス:外見は男女どちらかはわからないが、生殖器など生物学的には性別が決まっている。
  • ヘルマフロディーテ(ヘルマプロディートス):インターセックスと呼ばれ、男女両方の生殖器を持つ。⇒一般的な男女の性別に明確にあてはまらない状態。
  • ヘルマフロディーテ(ヘルマプロディートス)は子どもは産めない⇒子宮はあるが卵巣がない。⇒男性ホルモンが分泌したことで卵巣ができなかった。
  • 多くのインターセックスは男性器はなく、女性として暮らしていたら大人になって生理が来ず検査をして判明する。
  • インターセックスは10万人に2~5人ほどに現れる症状。⇒気づくのが遅れる。
  • インターセックスは現在ではデリケートな問題⇒医学的に患者にどうアプローチするべきか問題になっている。

 

フィフィも反応「イタリア人女性のミイラの頭部」

ところでイタリア人女性のミイラ化した頭部がフィフィさんに似ているとXで話題になると、フィフィさんも反応してました。

 

確かに似ていますよね。
それにユーモラスに答えてくれるフィフィさんが素敵です。

 

◆サンパウロ大学の人体解剖博物館の特徴

  • 神経には色をつけて目視できるようにしている。
  • 骨盤の成長過程もわかる。
  • 大人と子どもの差がわかる骨格
  • 病に侵された検体も数多く展示。⇒シャーガス病の心臓。
  • 男性の膀胱や前立腺、女性の妊娠前と妊娠後の生殖器。
  • ヘルマフロディーテ(ヘルマフロディトス)の検体⇒男性器と子宮の両方を持った特異な検体⇒検体があることが珍しい。⇒ここの検体は男性器が発達し子宮も持ったもの。

 

佐藤健寿さんが紹介していた珍しい博物館

①ムター博物館(アメリカ)

 

②アインシュタインの脳を公開していたこともありました。

③シリラート医学博物館(タイ)

 

 

④ラ・スペコラ博物館(イタリア)

 

佐藤さんの豊富な知識はこういうところからなんですね。
好奇心があるということの大切さを学びました。

 

夏目漱石の脳のように保存されている著名人を調べてみました。

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