にゃん吉です。
2024年12月2日放送の『クレイジージャーニー』の回は2時間SPでした。
ここでは奇界遺産の佐藤健寿さんです。
先週のサンパウロ大学の人体解剖博物館に引き続きの登場ですが、今回の双子村が本編です。
「双子村」というパワーワード。
双子が多い村とのこと。
どういう世界が見れるのでしょうか。
▽目次です▽
- ブラジル南部カンジド・ゴドイの「双子村」は双子を全面に打ち出していた
- 双子が多い理由を母親に取材
- もう1つの双子伝説はサンペドロ村の「双子の水」
- サンペドロ村の「双子村」と「双子の水」
- 「双子村」の恐ろしい都市伝説 ナチスドイツのメンゲレが住んでいた!?
- 実は「双子村」についてかなり前からネットで記事になっている
- 佐藤さんのインスタ
ブラジル南部カンジド・ゴドイの「双子村」は双子を全面に打ち出していた
- 都市伝説とされている「双子村」⇒双子が生まれ続ける村と言われている。
- ブラジル全体の双子の出生率は1%と言われているが、双子村での双子の出生率は10倍の10%と言われている。
- カンジド・ゴドイ市に「双子村」が存在⇒双子村は人口350人ほどの小さな村。
- 双子が生まれやすいという理由には、遺伝的なもの、特殊な事情、ナチスドイツが関わったいるという噂も含まれている⇒その実態を取材。
- カンジド・ゴドイに入ってすぐに「Terra dos gemeos(双子の聖地)」のゲート看板がある。
- 双子の紋章、双子の銅像、双子ラジオ、双子図書館、双子博物館(閉館)まである。
街を歩いているとみんなが双子に見えてくると言う場面もありました。
双子村という呼称に双子が多いと言われれば、そう見えてきますよね。
わかります。
双子が多い理由を母親に取材
- 市役所に相談し翌日に双子を集めてくれた⇒10組が集結。
- この村でも移民が多く、ドイツ系やイタリア系が多い。
- 専門家や学者の研究では遺伝説が最有力だが証明は出来ていない。
- 双子の母に取材①:双子が多い理由は遺伝だと思っている。親戚にも双子が多いという人もいる。
- 双子の母に取材②:この街出身ではなく親戚も双子はいない⇒この街に来て双子が生まれた⇒夫もこの街出身ではない⇒「なぜ双子が生まれたのか不思議」
もう1つの双子伝説はサンペドロ村の「双子の水」
- 男女の双子の取材:この町には飲むと双子が生まれると言われる「双子の水」がある。
- 男女の母親は「双子の水」が飲んでいないが、夫が「双子の水」があるサンペドロ村出身。⇒そこが双子村。
- 「双子の水」の伝説は有名。
- 別の双子の母に取材:別荘の前の皮が双子村から流れてきているので、双子が生まれたのは「双子の水」の可能性がある。
- リオグランデドズル連邦大学のウルステマッテ教授の話:は19世紀末に20万人以上のドイツ人がブラジルに移住。双子を授かりやすいp53遺伝子を持つ移民が血縁者の多い狭いエリアでの結婚で受け継がれたという遺伝説。
- しかし「双子の水」の伝説も根強く信じられている。
サンペドロ村の「双子村」と「双子の水」
- 通称「双子村」のサンペドロ村の人口は350人で70世帯。⇒70世帯の半分は家に双子がいる。⇒2世帯に1組の確率。
- 集まってもらった10人中9人が家族に双子がいる。
- 例①:息子と孫が双子。
- 例②:息子・叔母・いとこ・姪の4組が双子。
- 例③:9人兄弟のうち8人が双子。いとこには双子と三つ子もいる。
- カンジド・ゴドイ市には双子名簿が存在:1番古い記載が1927年。
- 2年に1度「双子祭り」が開催される。
- 「双子の水」が販売されている:小さな瓶で1本約240円。
- 双子の水は不妊の女性にも効果があると噂されていて、スイス人が飲んだら双子が生まれたという報告があった。
- 「双子の水」を専門家が調査するも特別な何かがあるわけではなかった。⇒水質が良く、妊娠に適した水という研究結果が出た。
「双子村」の恐ろしい都市伝説 ナチスドイツのメンゲレが住んでいた!?
- ナチスドイツの死の天使と呼ばれたメンゲレは悲惨な人体実験を繰り返した外科医。
- メンゲレは双子研究をしていた⇒1945年頃まで人体実験などで双子1400組が死亡。
- そのうちの1例は双子の手を縫い合わせて結合双生児にしようとした。
- メンゲレはナチス崩壊後は南米に逃亡。
- 都市伝説では「遺伝子操作か何かでメンゲレが双子村を作ったのではないか?」と言われている⇒メンゲレが双子村周辺に住んでいたとされているため。
- 街のルンケス氏はメンゲレがDNAを組み替えて双子を増やしたという都市伝説を否定。⇒ただメンゲレは住んでいたのは確かと話す。
- アルゼンチンの国境→サン・ペドロ・ド・ブチアー→サントアントニオ村→セーハネグラとメンゲレの足跡を追う。
- 佐藤さんの考察:双子の遺伝子操作を行っていたのは考えづらい。⇒1920年代にすでに双子が多かったというデータが残っている。⇒双子村で双子の多さに気づいたメンゲレが逆に調べたかったのではないか?
◆歴史的事実の背景
- メンゲレは双子研究者
- 双子が多い村がある
- ブラジルにいた
「この点が線にすると都市伝説になるのでは?」という仮説の元の検証だったと思いました。
実は「双子村」についてかなり前からネットで記事になっている
今回のことで「双子村」を調べたら2009年の同時期に全く異なる見解の記事が世に出されていました。
1つは2009年1月21日の「The Telegraph」の記事です。
英国の「The Daily Telegraph」のオンラインサイトになります。
Nazi angel of death Josef Mengele 'created twin town in Brazil'
もう1つはその6日後の2009年1月27日の「New Scientist」の記事です。
英国の科学雑誌のオンライン記事です。
Nazi 'Angel of Death' not responsible for town of twins | New Scientist
真逆の話をされてますが、今回のクレイジージャーニーの見解は「New Scientist」の方でした。
またBBCからもこのような記事が出ており、和訳付きの動画が更新されています。
こちらも佐藤さんの見解と一緒でした。
佐藤さんもこれらの記事を読まれた上で検証されたのではないでしょうか。
そもそも「双子村」の存在も知りませんでしたので、佐藤さんの見識や博学に驚かされます。
佐藤さんのインスタ
佐藤さんのインスタでは今回の「双子村」の写真の極々一部を公開されてました。
2枚目は双子の水が湧き出る泉と銅像です。
最後の写真は潜伏していた豪邸の写真です。
今回もとても興味深かったですし、都市伝説はこのようにして生まれるというのも垣間見た気がします。
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